特別企画

年末企画:2013年「私はこれを買いました!」(前編)

 2013年を締めくくるにあたり、本誌へ「新製品レビュー」「交換レンズ実写ギャラリー」「気になるデジカメ長期リアルタイムレポート」をご寄稿いただいている皆様および弊誌編集者に、今年新品で購入した思い入れのあるデジタルカメラについて語っていただきました。(50音順、敬称略)

 (後編はこちら

氷点下でも問題ない耐候性が心強い

OLYMPUS OM-D E-M1/礒村浩一

 ミラーレス機躍進の2012年に続き、多くのミラーレス機が登場した2013年。ついに35mmフルサイズのミラーレス機までもが登場し、まさに群雄割拠の時代に突入したと言っても良いだろう。そのなかで登場したOLYMPUS OM-D E-M1は、昨年登場した同シリーズOLYMPUS OM-D E-M5を強力にブラッシュアップしたカメラだ。

 E-M5も完成度は高かったが、E-M1を購入し日々使用することでフラッグシップ機ならではの仕上がりの良さを実感することとなった。現在連載中の長期リアルタイムレポートにおいてもE-M5との比較を行なっているが、より自然で精細となった画質や低くなった高感度ノイズ、フォーサーズレンズとの高いレベルでのマッチングなど、一見地味ではあるが高品質なチューニングがさまざまな撮影においての信頼に繋がっている。

 さらに今年のカメラのトレンドとも言えるWi-Fi機能の搭載も、スマートフォンとの連携による撮影画像のSNS等へのアップロードなどデジタルカメラの楽しみ方を大きく拡げてくれた。

 もちろんオリンパス伝統の防塵防滴もE-M5同様カメラ選びにおいて大きなアドバンテージとなっており、これまでありそうでなかった低温下での動作保証などもアウトドア撮影においては非常に心強い。

 実は、この原稿を書いている今も雪山での撮影にこのE-M1を携え訪れているのだが、長時間におよぶ氷点下での使用でもまったく問題なく撮影できている。またローアングル撮影のために雪に腹這うような状況でも、融けた雪によってカメラが濡れても大丈夫なので撮影に集中できるのが嬉しい。

 高画質と高い基本性能そして心強い耐候性と三拍子が揃ったE-M1は、もう何も諦める必要がないカメラだ。

いそむらこういち:今年もいろいろな撮影をしました。また撮影ワークショップもいっぱいやりました。年明け早々には石川県と北海道にてワークショップを開催予定。ただいま参加者募集中です。あとはひょんなことからラジオ番組にレギュラー出演してたりします。詳細はisopy.jpにて。

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AF精度を高めた“お仕事カメラ”

ハッセルブラッドH5D-40/上田晃司

 今年は本当に良いカメラが多く発売され、物欲が止まらない方も多いのではないだろうか。私もたくさんのカメラを買ってしまったが、まだ欲しいカメラが数台ある(笑)。

 今回、購入した中で思い入れのあるカメラは、ハッセルブラッドのH5D-40だろう。今までの人生で車の次に高い買い物だった。H5D-40はハッセルブラッドの中判デジタルカメラとしてはエントリーモデル。価格は全然エントリーではないが……。

 このカメラとの出会いはフォトキナ2012だ。元々富士フイルムGX645のユーザーだったこともあり、美しいフォルムと作りの良さに惚れ込んでしまったのだ。それ以降、縁あってセミナーなどで触れる機会が多く、H5Dの虜になってしまった。

 H5Dの魅力は、中判デジタルなのにAFのピント精度が高いことだ。中判デジタル全般に言えることだが、センサーが大きく画素数もあるのでピントがシビアすぎるのだ。しかし、H5DはTrue Focus IIと呼ばれる機能を搭載しているのでピントのヒット率はとても高い。HC 100mm F2.2の開放でもかなりピントが合うので気に入っている。

 それから、JPEGも同時に記録できるようになったので撮影後のプレビュー用のJPEG作りの行程が無くなりとても楽になった。趣味カメラというよりはお仕事用途で買ったのだが、とてもできが良いので気晴らしにスナップ撮影などでも使っている。

 横位置しか撮れないがウエストレベルファインダーも取り付けられるので楽しい。シャッター音も心地よく、撮影のモチベーションを上げてくれる。

 広いダイナミックレンジと解像感は、さすが中判デジタルカメラだ。来年はこのカメラを持って、海外で作品撮りをしようと考えている。あと5年は使わないと元がとれなさそうなので酷使しようと思う。

うえだこうじ:フォトグラファー。今年もほぼ月一で海外撮影に行き、マイレージだけは多く溜まりました。スターアライアンスを重点的に貯めましたが、来年はワンワールドの上級会員を目指すため修行しようと思います(笑い)。今年は散財しすぎたので、来年ニコンDfは新たにゲットしようと思います。

【フォトキナ】ハッセルブラッドがEマウント機「Lunar」をコンセプト展示

渇望していたフルサイズミラーレス

ソニーα7/大浦タケシ

 以前から渇望していた35mmフルサイズフォーマットのミラーレス。個人的にはフルサイズに対しこれまでさほどこだわりは持ってきていないが、オールドレンズの描写を余すことなく楽しむには、やはりこれしかないと考える。

 もちろんライカM(Typ240)という“連動距離計付き”フルサイズミラーレスがちょっと前から存在しているが、筆者にとってはあまりにも高価。身の丈に合ったカメラの発売を待ち続けていた。

 そして待望のα7/α7Rの登場である。しかしながら、それはある意味個人的には衝撃的であった。斬新すぎるデザインは初めて見た瞬間涙目になったほどで、何ともいえない重い気分になったのである。だが、慣れとは恐ろしい。発表後毎日カタログやWebサイト等で眺めていたらいつの間にか涙も乾き、ルンルン気分で馴染みのショップに発売開始日、出向いたのである。

 購入したのはα7。α7Rにしなかったのは、単純に懐の都合から。当初α7Rを予約していたが、6万円オーバーの開きは正直大きく感じたのである。しかも、予備のバッテリーを除きレンズやアクセサリーの類いも購入していない。お店やメーカーにとっては儲からない客となったのである。

 α7に装着するレンズとしては、ライカRレンズを筆頭に焦点距離をcm表示とするオールドニッコール、中学生時代から使ってきたキヤノンFD、コレクションしているミラーレンズなどである。Rレンズについては所有する6本すべてをこれまでニコンFマウントに改造しD800で使ってきたが、今回のα7購入に合わせて、絞りリングなどの使い勝手から元のRマウントに全部戻したほどである。

 購入して1カ月ほどが過ぎ3,000カットほど撮影しているが、操作性、機能など不足を感じるところはほとんどない。特にカスタムボタンのスルー画拡大機能など使い勝手はよく、EVFの見え具合も上々だ。何よりオールドレンズのイメージサークルを使い切った充足感がある。

 まだ暫くは興奮状態が収まりそうにないが、それが落ち着いたらテーマをつくりα7で本格的な撮影に臨んでみたいと考えている。

おおうらたけし:2013年は個人的にはツラいことの多い年であった。しかし、いくつかの嬉しい出来事に救われ何とか今日まで踏ん張れている。2014年は、今年停滞していた分を取り戻すとともに、より精力的に写真活動に取り組んでいこうと思っている。

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劇的なファインダーの改良。MF撮影が楽しいカメラ

PENTAX K-3/大高隆

 フィルム時代のLXに始まり、ハンドカメラとしての一眼レフはペンタックスを使い続けて来た私にとって、新しいKマウント・フラッグシップであるK-3を導入する事は必然でもあり、その点で迷いはなかった。

 ただし、数世代に渡り熟成を重ねて来たK-5系プラットフォームから新しいK-3プラットフォームへの更新は、充分に安定しているとは言えない部分もある。そんなこともあり、請け仕事の主力は未だK-5 IIs2台で、状況が許す場合はこのK-3も加える。あと、お座敷スタジオでのブツ撮り用としてニコンD800Eも夏に導入。撮影内容に合わせてそれぞれを使い分けているような次第。

 長期レポート担当という立場上、海外Webサイトの記事も含め、K-3に関する情報には一通り目を通すようにしている。そこで目につくのは、例えばDxO Markのコメントなどにも現れているが「APS-Cの2,400万画素がそんなに良いわけがない」、「でもこれはスゴい」という、いささか倒錯した表現での“好評価”の数々だ。

 私自身も、発売前の噂の段階では「1,600万画素でもいいのになぁ……」と思っていた口なので、2,400万画素APS-C機に対する偏見はよくわかる。しかし実際にK-3を手にすると、写真機としての基本になる部分でのレベルアップが素晴らしく、もはやK-5 IIsには戻り難いと感じる。

 特にファインダーの改良は劇的で、K-3によいレンズをつけてMFで撮影するのがとても楽しい。また、PRIME IIIを中心とする新世代アーキテクチュアによって実現された痛痒感のない高速処理は、K-5 IIsにつきまとっていた“高画質のための我慢”を無縁のものにしている。

 TwitterなどのSNS上に流れる反応を眺めていると、K-3の最大のライバルは他社製品ではなく、実はK-5 IIsであるようだ。あるいは、他社製品としてはニコンD4やソニーα7Rなどのフルフレーム・フラッグシップと比較されている例が多く目に留まる(なんて言うと、またこのペンタ脳が……と揶揄かも知れませんが)。

 ペンタックスの上位機種がまともに他社のフラッグシップと比較されるなんて事は、それ自体が1つの事件であり、少々鼻が高くなる気分を味わっています。

おおたかたかし:仕事の分野を少しシフトし「オオタカ君もついにニコンを使うようになったか」などと言われる一方、相変わらず「プロなのになぜペンタックスなんですか」とも言われ、もうなんだかよくわからないまま日々暮らしております。皆様も、クレイジーな新年をお迎えください。

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効果の高い5軸手ブレ補正。これだけでもお金を出す意味がある

OLYMPUS PEN E-P5/北村智史

 E-P5を買ってから約半年。マクロレンズも手に入れたので(SIGMA APO Macro 150mm F2.8 EX DG HSMは持ってるけど、室内で使うには長すぎることのほうが多いのだ)、最近はブツ撮りにも使っている。

 ストロボだと露出レベルが反映されるライブビューは泣けるが、蛍光灯照明だからちっとも困らない。むしろ、しんどい態勢でファインダーをのぞき込まなくていい楽ちんさのほうがはるかにでかい。被写界深度もかせげるので、速いシャッターが切れるメリットもあるし、ゴミの写り込みの心配をしなくてすむのも絶妙だったりする(なんのことかはあえて説明しない)。

 ほんとをいうと、新しいOLYMPUS OM-D E-M1も気になっていて、実はかなり欲しいのだが、ボディよりレンズを増やしたいので我慢している。それに、画質の差はそんなに大きくないし(そう思い込みたいだけかもしれない)、新型のPENが登場するまでは浮気しないで使いつづけようと思っている。

 でもまあ、改めていうのもなんだが、E-P5はよくできたカメラである。E-M5譲りの5軸手ブレ補正は効果も高いし、なにより半押しで作動できるのもいい。望遠だろうがマクロだろうが、シャッターボタンを半押しするだけで映像がすっと安定する。おかげで、ピントも見やすいし、構図も決めやすい。この快適性は、従来のセンサーシフト式のカメラにはなかったもので、これだけのために本機を買うお金を出す意味が十分にある。E-PLシリーズやE-PMシリーズからステップアップする強い動機になるはずだ。

 操作系が変わったことも大きい。これまでのE-Pシリーズは、背面2ダイヤル式の操作系だったが、E-P5ではオーソドックスな前後2ダイヤル式に変更された。ダイヤル操作時の指を動かす量が減った分、操作の効率は確実によくなっている。それに、手袋をした状態での誤操作が減った(今、ものすごく実感中)のも見逃せない。斜めから見たときにも発色が素直な液晶モニターが採用されたところも、地味ながらポイントは高い。

 PROシリーズのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROあたりをねらっている人にはE-M1のほうがバランスはいいはずだが、コンパクトめのレンズをメインにするならE-P5も悪くない選択肢だと思う。

きたむらさとし:フリーライター。今年は家にこもってやる仕事が多かったものだから(おかげで本が1冊出せたけど)、ストレスがばりばりに溜まっている。で、そのストレスを機材で(買うほう)発散する計画を立ててたりする年の瀬です。

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“小さいもの好き”にはたまらないカメラ

パナソニックLUMIX DMC-GM1/小山安博

 2013年のカメラ業界はスマートフォンにあおられて、特にコンパクトデジカメの縮小傾向が止まらない。やはり手軽さ、SNS連携といったあたりはスマートフォンにはかなわない。そうなると、スマートフォンでは実現できない高倍率ズームや画質を追求したハイエンドコンパクトが訴求ポイントとしてはわかりやすくなる。

 光学50倍クラスのズームレンズを搭載したモデル、1型以上の大型センサーを搭載したモデルなど、このジャンルは比較的好調だし、ソニーのレンズスタイルカメラQXシリーズは、意外性と独自性という点では今年1番の製品だと思うし、個人的に好きな製品だ。

 しかし、レンズ交換式のミラーレスカメラも今年は豊作。キヤノンのEOS Mシリーズも第2世代になって課題だったAFが高速化したし、防水・耐衝撃性能を備えたNikon 1 AW1も独特。フルサイズセンサーを搭載しながらコンパクトなソニーα7R/α7も一歩先行くカメラだし、OLYMPUS OM-D E-M1も意欲的。富士フイルムのXシリーズもラインナップを増やして完成度が高まったし、コンパクトさならPENTAX Q7も独自の世界観を作り上げている。

 こうした各製品も捨てがたいが、個人的に今年の1台として推したいのはパナソニックのLUMIX DMC-GM1。“小さいもの好き”にはたまらない製品だった。

 やはりそのポイントは、「マイクロフォーサーズのセンサーを搭載し、上位モデルと同等の画質を実現しながらコンパクト」という点。そのサイズは、手のひらにすっぽり収まるほど。手に持ってみるとわかるが、“コンパクトデジカメ並み”といっていい。“今まで大きかったがものが小さくなった”モノが好きな自分としては、以前のオリンパスE-400シリーズ以来の衝撃で、ついつい購入してしまった。

 同梱の標準ズームレンズもコンパクト。センサーや画像処理エンジンは上位モデルと同等だし、今はやりの無線LANも搭載してスマートフォンとも連携できる。何より、今までコンパクトデジカメを入れていた小さなケースに収まってしまうので、利便性が高い。

 せっかくのコンパクトなカメラだから、全体としてのコンパクトさを損ねないようなレンズに絞って持ち歩きたくなる。そうなると、新たなレンズ、新たなバッグ、新たな撮影スタイル、そんなことまで考えるようになって、楽しみとともに、今後の購入資金に思いをはせる年末となった。

こやまやすひろ:最近はスマホが増える一方で、カメラが手薄。スマホのカメラも便利だけど、やっぱりカメラは楽しい。来年はフォトキナイヤーなので新しいカメラの登場に期待も高まるが、スマートウォッチにも手を出し始めていて予算が……。

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ライブビューでオールドレンズ三昧

ライカM Typ240/澤村徹

 ライブビューを搭載したライカM Typ240は、事実上、世界初の35mmフルサイズミラーレス機だ。2012年のフォトキナでの発表を知るや否や、すぐさまライカカメラジャパンに予約を入れ、発売早々に入手した。

 ライブビュー搭載のライカなら、距離計連動を気にせず様々なオールドレンズで撮影できる。安価な距離計非連動タイプのマウントアダプターで、しかもフルサイズで、オールドレンズ三昧というわけだ。

 筆者のデジタルM型ライカ遍歴は、ライカM8を購入する一方、ライカM9は見送ってこのライカM Typ240を入手した。ライカM9を見送った理由は、デジタルM型ライカ初のフルサイズは魅力的だが、純正広角レンズでマゼンタかぶりが発生しやすい。いずれこの点は改善されるだろうと見込みを立て、次世代機の登場を心待ちにしていた。

 事実、ライカM Typ240は大半の純正広角レンズがマゼンタかぶりせずに使用できる。私物のスーパー・エルマーM f3.8/18mm ASPH.を試したところ、マゼンタかぶりはほぼ皆無で、四隅までしっかりと解像していた。

 スーパー・エルマー18mmはライカM8時代に登場したレンズだが、UV/IRフィルターを付けてライカM8で撮影すると、シアンドリフトが発生して使いこなしが難しい。また、ライカM8はAPS-Hセンサーなので、35mm判換算23.4mm相当になってしまう。正直なところ、防湿庫のヌシになりかけていたレンズなのだが、ライカM Tyep240の導入で俄然撮影に持ち出す機会が増えた。オールドレンズのベースボディとして、純正広角レンズのパートナーとして、いまや本機は手放せない存在だ。

さわむらてつ:写真家・ライター。オールドレンズで撮影しやすいフルサイズボディが増え、最近は大口径オールドレンズが気になっている。中心部と周辺部のギャップ、たっぷりとした周辺減光、そしてぐるぐるボケ。いかんせん、どれも高すぎて手が出ない。

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趣味こそフルサイズ

ニコンDf/鈴木誠

 このカメラ、ヒラの20代サラリーマンである私にとっては明らかに「高価」だった。しかしそれは「割高」とはイコールではない。スペックを語れば価格にシビアになるが、夢を見せられてしまったら値段は二の次。Dfとはそういうカメラなのである。メカの手触りを感じさせる外観に、まず自分がDfを手に撮影を楽しむ姿を想像させられた。

 私はDfの登場をきっかけにニコンの一眼レフユーザーとなった“Df新規”だが、同時に古いニコン本を読みあさることにもハマりだした。ニコンカメラを起点に読み進めるうちに、日本のカメラメーカーが「ライカに追いつけ!」で邁進してきた頃の様相と個性も見えてきて、何事もルーツから今を理解したい私にとっては興味深くてたまらない。おかげで肝心のニッコールレンズにはさっぱり気が回らず、今のところは見かねた本誌編集長に譲ってもらった非Aiレンズ1本で撮影を楽しんでいる。

 2013年はミラーレスカメラの進化がある一線を越えて、これまで我慢していた不満がおおむね解消されたと感じている。仕事用のカメラにも積極的にミラーレスを選ぶようになった。2012年のフォトキナ取材には2台の一眼レフを持参したが、年始のCESには最新のマイクロフォーサーズ2台で臨むことにした。そして、帰国後はDfを手にゆったりと撮影を楽しみたいと思っている。趣味の1台だからこそ、光学ファインダーやフルサイズセンサーが嬉しい。

すずきまこと:本誌編集記者。1986年生まれ。今年一番の思い出は「アサヒカメラ」のライカM特集で取材を受け、おっさんみたいな趣味の若者というキャラを見出されたこと。歴史あるエレキギターや腕時計の魅力も引き続き研究中。年始のCESでは弊社ゆるこいぶろぐの楽器ネタ収集も目論む。

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