私はこれを買いました!
満点のデザイン 撮影時に色作りを完結できる機能も楽しい
OLYMPUS PEN-F/片岡三果
2017年12月25日 17:00
2017年を締めくくるにあたり、本誌のレビュー系記事にご寄稿いただいた皆様に今年新品で購入したデジタルカメラ、レンズのうち、特に思い入れのある製品について語っていただきました。(敬称略)
このカメラは2016年に発売されたカメラなので「今更?」と感じる方もいるかもしれません。ミラーレスカメラと一生を添い遂げようと決心し、持っていた一眼レフカメラやレンズ周りをまるっと一式手放し、そして迎え入れたのがこのOLYMPUS PEN-Fです。
ちなみに、つけているストラップは3本目のサクラカメラスリング。PEN-F購入日に買って付けています。そろそろ4本目が欲しい……。
PEN-Fはもちろん以前から欲しかったのですが、OLYMPUS OM-D E-M1とOLYMPUS PEN Lite E-PL7を愛用していたのでなかなか踏みとどまっており……。ムックの執筆などで2度ほど実機を操作していたので、その場の所有欲は少し満たされていたのです。
4月に縁があり念願のライカM(Typ246)も購入しました。それをきっかけにますますモノクロの表現の幅を広げたい。でも、やっぱり忘れられないPEN-Fの存在。我慢ならずとうとう購入。買ってじっくり使うと、モノクロだけでなくカラーも楽しい。
発表の段階からまずデザインがとても気に入りました。設計図からして美しい。カメラは機能ももちろんですが、デザインも美しくあって欲しい。仕事の時だけではなく、毎日持ち歩く相棒なので当然デザインも重視します。このカメラは機能もデザインも満点です。
そしてミラーレスカメラを使う際に喜びを感じるアートフィルターは、わたしがミラーレスカメラを初めて購入するきっかけの最大の要素でした。そのアートフィルターに瞬時にアクセスできるクリエイティブダイヤルは言うまでもなく便利です。
また撮影時に色作りを完結しておきたいわたしにとって、モノクロ/カラープロファイルコントロールで行える微調節は大変ありがたいですし、視覚的に操作ができるので絵作りがとても楽しいです。
色々いじっていると、新しい発見があったり、印象的な色を表現できたり、より自分の頭の中の世界に近づけて写真を撮ることができます。また、ハイライト&シャドウコントロールなどを操作することで写真の勉強にもなります。
オートやPCの現像ソフト任せだけではなく、自分の表現したい色味や質感をカメラの中で設定し、操る楽しさをこのカメラでぜひ味わっていただきたいです。先日のふたご座流星群の星撮影もこのカメラで楽しみました!
プロフィール & 近況報告:今年は4月に初個展を開催しました。来年は8月17日~8月23日まで個展をします。去年はパリ・イタリアを、今年はオーストリアに1人旅をしました。来年はドイツにいきたいと考えています。他にもたくさん行きたい場所が。「自分史を残す」「一期一会を忘れない」をテーマに旅をします! Twitterは@mikachu0720。