私はこれを買いました!

従来機の不満が解消しメインカメラに スタジオフローも快適

ソニーα7R III/萩原和幸

2017年を締めくくるにあたり、本誌のレビュー系記事にご寄稿いただいた皆様に今年新品で購入したデジタルカメラ、レンズのうち、特に思い入れのある製品について語っていただきました。(敬称略)

私にとって今年最大のカメラ購入は、何と言ってもソニーα7R III。

きっかけはデジカメ Watchでやらせていただいた体験レポート。体験会出席の時点で買う気満々だったのではあるが、実際に触れてみて“絶対買う!”に。一緒に発表されたFE 24-105mm F4 G OSSも購入。まんまとソニーの策にはまった感じがしないでもないが、私は満足!

とにかくこれまでのα7R IIでは不満だった操作性やスタジオフローでの使用感は、α7R IIIでは、それはそれは格段に良くなり、快適快適。

仕事カメラとして、主戦場であるポートレートでのスタジオ撮影はもちろん、ロケやスナップテイストの撮影でも、α7R IIIが完全にメイン機の座に。仕事時でなくとも連れ歩いているほどで、α7R IIIで撮影した風景やスナップ、建築物撮影なども発表したい! と欲が広がった。

唯一の失敗は、α7R IIIを使い始めたらレンズ欲がムクムクと湧いてしまったこと。購入して3日でFE 85mm F1.4 GMを入手してしまった。全く危険な、でもかわいらしくも頼もしいカメラなのだ。

35mm判でのメインの仕事カメラとして早くもガンガン使いまくっている。同時発売のこのレンズとの組み合わせは、とっても使いやすい。α7R III / FE 24-105mm F4 G OSS / 1/200秒 / F4 / ISO100 / 絞り優先AE / 49mm(モデル:鈴木海那)

プロフィール & 近況報告:今年は写真集「記憶~Memorial Films」(玄光社刊)を発売し、かなり満足したはずなのに、来春の書籍発売に向け、原稿書きでPCに向かう日々。すぐに空腹になっちまう自分に呆れながらも頑張りますよ!

萩原和幸

(はぎわらかずゆき)1969年静岡出身。静岡大学人文学部法学科及び東京工芸大学写真技術科卒業。写真家・故今井友一氏師事後、独立。ポートレートを中心に、広告・雑誌等で活動中。(公社)日本写真家協会会員。静岡デザイン専門学校講師。