|
imagePROGRAF iPF9100
|
キヤノンは、12色顔料インクを採用する大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF iPF9100」と「同iPF8100」を10月中旬に発売する。価格は、iPF9100が209万7,900円、iPF8100が73万2,900円。
それぞれ2006年秋発売の「iPF9000」、「iPF8000」の後継機種。iPF9100が60インチ用紙、iPF8100がB0ノビ(44インチ)用紙に対応する。
引き続き12色顔料インクシステム「LUCIA」を採用し、新製品ではさらに、ブラック、マットブラック、グレー、フォトグレーのモノクロ系インク4種類に改良を加えている。これにより、粒状感を抑えた滑らかで自然な画像表現を可能にしたという。さらに、見る角度によって本来の色と異なる金属の輝きに似た色に見える「ブロンズ現象」を低減。また、プリント面への傷をつきにくくしている。
なお、インクタンクは各色700mlと200mlの2種類を容易。本体内部にサブタンクを設け、プリントを停止することなくインクタンクを交換できる。
加えて、今夏に発売した「iPF6100」と「iPF5100」から搭載している独自のカラーマネジメント技術「Kyuanos」(キュアノス)を導入。環境光補正と自動カラーキャリブレーションが可能になった。そのほかファン配置を変更し、静音化を実現したという。
各色1,280ノズル2列、計3万720ノズルをプリントヘッドに搭載。最小4plのインク滴を吐出する。本体に80GBのHDDを内蔵し、ジョブデータをプリンタに保存可能。PCの占有時間を大幅に減少できる。PCインターフェイスは、Ethernet、USB 2.0。オプションでソフトウェアRIPやIEEE1394インターフェイスを用意する。
最大解像度は2,400×1,200dpi。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/Server2003、Mac OS 9.1、Mac OS X 10.2.8以降。本体サイズは、iPF9100が2,299×766×1,144mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約164kg(どちらもスタンドと巻き取り装置込み)。iPF8100が1,893×975×1,144mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約142kg(どちらもスタンドとバスケット込み)。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
製品情報(iPF9100)
http://cweb.canon.jp/imageprograf/lineup/ipf9100/
製品情報(iPF8100)
http://cweb.canon.jp/imageprograf/lineup/ipf8100/
■ 関連記事
・ キヤノン、60インチ用紙対応の大判インクジェットプリンタなど(2007/08/27)
・ キヤノン、自動キャリブレーション機能搭載の大判プリンタ(2007/05/14)
・ キヤノン、大判インクジェットプリンタ4機種を発表(2006/04/12)
( 本誌:折本 幸治 )
2007/09/20 17:27
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|