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マイクロソフト「OneDrive」を使ったフォトコンテストの受賞作品が発表

テーマは「残したいもの」

マイクロソフトのオンラインストレージ「OneDrive」を活用したフォトコンテストの審査結果が、写真SNSサイト「GANREF」で発表されている。2015年10月8日~11月30日の期間、OneDrive上で募集した作品。

OneDriveは、オンライン上に写真などのデータを保管できるオンラインストレージサービス。本コンテストではOneDriveにアップロードした写真から応募するという一風変わった形態を採っており、OneDriveが「写真の保存」と「コンテストへの参加」(シェア)の両方の役割を担っている。

コンテストのテーマは「残したいもの」。デジタルカメラ部門とスマートフォン部門を設けており、審査員は写真家のハービー・山口さんと大和田良さんが担当した。

みやち氏の受賞作品「高みの見物」

デジタルカメラ部門では、岐阜県のみやち氏が最優秀賞を受賞。「彼女が若いときの姿を残したい」との想いから撮影した女性ポートレートで、ハービー・山口さんは「我々プロがポートレートを撮るときは、人物の顔に何の障害物も存在しないように気を配るものですが、みやちさんの写真は、彼女の顔が風に吹かれて隠れている瞬間をとらえています。それがかえって日常の何気なさを表し、この写真にいっそうの深みを与えています」と評している。

高木泰斗氏の受賞作品「大高原へ」

スマートフォン部門で最優秀賞を受賞したのは、始めての海外旅行でドイツへ一緒に言った仲間たちの後ろ姿を写した香川県の高木泰斗氏による作品。

選者の大和田良さんは、講評の中で「ほのぼのとしていながらどこか力強さがあり、遠近感のある構図も印象的で未来への希望が想像されるような1枚」と述べている。

なお、今回の受賞作品はデジタルカメラマガジン本誌でも掲載される。このほかの受賞作品と講評の全文は本コンテストの結果発表ページで閲覧できる。

(関根慎一)