デジカメドレスアップ主義

パンキッシュなα7R IIはどうですか

α7R II + PO3-3M 50mm F2

  • ボディ:ソニー α7R II
  • レンズ:KMZ PO3-3M 50mm F2
  • マウントアダプター:KIPON L/M-S/E M
  • マウントアダプター:RAYQUAL L-Mリング(50/75mm)
  • ケース:リコイル 【Heavy weight leather case】Battle Damage
  • ストラップ:ヴァイヒィエ・ブリーゼ 40mm“Rebel buddy”Strap

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α7R IIのサイズはα7 IIとほぼ同じだ。そのためα7 II用ケースをα7R IIに流用できる。α7 IIケースはすでに各社から発売されており、α7R IIはケースに困らないカメラだ。ケースメーカーにしてみると、作り慣れたケースだけにアレンジもしやすいだろう。リコイルからアレンジの効きまくったケースが登場したので、今回はこれを軸にドレスアップしてみた。

リコイルのヘビーウエイトレザーケース・バトルダメージは、同社が得意とするクラッシュ仕様の製品だ。レザーの鏡面にきつめのダメージ加工を施し、フィールドで酷使されたような雰囲気を醸している。パッチドカスタムケースがベースになっており、グリップ部分のレザーパッチ、側面のレースアップがデザイン的な特徴だ。その上からこれでもかとケース全体にダメージ加工が施してある。相当キワモノであることは言うまでもないが、ハードなマットブラックケースと捉えれば、さほど違和感なく使えるだろう。

リコイルのバトルダメージは税込4万4,280円。α7 II用だが、α7R IIにも装着できる
側面にレースアップがあしらってある。こうしたギミックはリコイルが得意とするところだ
背面はオープンタイプを採用。液晶チルトが可能で、ボタン操作も問題ない
三脚穴にネジで固定する。付属ネジには三脚用のネジ切りが施してある
グリップ部分に寄ると、その強烈なダメージ加工の様子が伝わってくる

バトルダメージに負けないように、ストラップはパンキッシュなものを組み合わせた。ヴァイヒィエ・ブリーゼの40mm・レブル・バディ・ストラップは、シド・ヴィシャスのインゴットベルトがデザインモチーフだ。

ヴァイヒィエ・ブリーゼの40mm・レブル・バディ・ストラップは税込1万2,960円だ

パンクロックに興味がないと何がナンだかの世界だが、シド・ヴィシャスは70年代のロックシーンを席巻したセックス・ピストルズのベーシストだ。わかりやすくいうと、パンクロックのカリスマのひとりである。このシド・ヴィシャスが愛用していたベルトに、リングベルトとインゴットベルトの2種類がある。リングベルトの方が有名なのだが、あえてインゴットベルトをデザインモチーフにしているあたりが心憎い。スタッズワークを得意とするヴァイヒィエ・ブリーゼならではのストラップだ。

オリジナルのインゴットベルトは黒革に銀のスタッズだが、本製品は茶革に真鍮色のスタッズだ
カメラへの取り付けは二重リングを採用。長さ調節にも対応している

オールドレンズもキワモノを組み合わせてみた。PO3-3M 50mm F2はロシア製の35mmシネレンズだ。クックスピードパンクロのコピーと言われ、一部のマニアから注目を集めている。eBayで購入したこの個体は改造済みで、ロシア製標準レンズの鏡胴にPO3を組み込み、ライカスクリューマウント化してあった。業者は距離計連動すると説明していたが、ライカM Typ240との組み合わせではまったく精度が出ていない。このあたりはご愛敬といったところか。

鏡胴に後から被写界深度目盛を彫り込んでいる。手作り感あふれる改造レンズだ
最短撮影距離が長めだったので、KIPONのマクロアダプターを併用。税込1万7,800円だ
RAYQUALのLMリングでライカMマウント化した。LMリングは税込1万1,340円だ

35mmシネレンズゆえにフルサイズ機だと若干四隅がケラレるが、スピードパンクロのコピーだけあって画質は良好だ。シャープさ、階調の豊かさを含め、ロシアレンズの中でトップクラスの絵作りだろう。

α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/640秒 / F5.6 / ±0EV / ISO100 / WB:オート
α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/320秒 / F5.6 / ±0EV / ISO100 / WB:オート
α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/5,000秒 / F2 / ±0EV / ISO100 / WB:オート
α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/640秒 / F4 / +0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/1,250秒 / F2.8 / -0.7EV / ISO100 / WB:オート
α7R II / PO3-3M 50mm F2 / 1/2,000秒 / F5.6 / ±0EV / ISO100 / WB:オート

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp