デジタルカメラマガジン

デジタルカメラマガジン2016年2月号の「デジカメNEWS調査隊」まとめ

デジタルカメラマガジン2016年2月号の「デジカメNEWS調査隊」で紹介されているトピックについて、デジカメWatchの関連ニュース記事をまとめました。

話題の超望遠ズームがパナライカで新登場 800mm相当の画角ながら1kgを切る重量

パナソニックは、昨夏に開発発表していた超望遠ズームレンズ「LEICA DG VARIO-ELMAR
100-400mm/F4.0-6.3 ASPH./POWER O.I.S.」を3月中旬に発売する。本レンズはパナライカのマイクロフォーサーズレンズとしては、初のズームレンズとなる。240fpsの高速AF制御とともに、光学手ブレ補正機構「POWER O.I.S.」を搭載することで、手持ち撮影においても正確なフォーカシングを目指したという。また、LUMIX Gの機動性を損なわないためにサイズ、重量にも配慮されている。

パナソニック、超望遠ズーム「LEICA 100-400mm F4.0-6.3」を国内発売
最長800mm相当。ボディ+レンズの手ブレ補正「Dual I.S.」にも対応

周囲の影響を受けにくい電波制御 ニコン純正の新型スピードライト

ニコンは純正では初となる電波制御対応スピードライト「SB-5000」を発売する。従来の光制御より周囲の明るさや障害物の影響を受けにくく、シンクロの確実性が高まったほか、セッティングの自由度も上がる。また、発光パネルの過熱を抑える「クーリングシステム」で連続発光時の冷却時間を短縮する。

ニコン、電波制御に対応したクリップオンストロボ最上位「SB-5000」
小型・高機能化。連続発光時の過熱抑制システムを採用

トキナー初の開放F2を実現 APS-C用超広角ズーム

ケンコー・トキナーは、APS-Cデジタル一眼レフカメラ用の超広角ズームレンズ「AT-X 14-20 F2 PRO DX」を発売する。トキナー初の開放F2のレンズとなる。プラスチック非球面レンズG02の面精度をさらに追求し、ゴーストやフレアに強い設計にしたという。

トキナー、ズーム全域で開放F2の広角ズーム「AT-X 14-20 F2 PRO DX」
APS-C用。キヤノン/ニコン向け

マンフロットの290シリーズがバリエーション豊かに一新される

290LIGHT アルミニウム 3段三脚+ ボール雲台キット

マンフロットは「290シリーズ」を一新し、名称はそのままに三脚、一脚のみならず、新型の3ウェイ雲台もラインアップに加える。エントリークラスの「290 LIGHT」(3ウェイ/ボール雲台)、メインストリームの「290 XTRA」(2ウェイ/3ウェイ/ボール雲台)、90度センターポール機構を備えるハイエンド「290 DUAL」(3ウェイ雲台)、290一脚(アルミ/カーボン)に分類される。

マンフロット、小型軽量「290」三脚シリーズを刷新
センターポール可倒式など 雲台804RC2もリニューアル

RICOH THETA Sがアップデート 専用アプリでHDR合成撮影が可能に

RICOH THETA Sの専用アプリがアップデートされた。あらたにHDR合成撮影が可能となる。THETA Sには白飛びを防ぐDR補正機能が搭載されているが、そちらは露出アンダーで撮影し、画像処理を行うもの。HDR合成では露出設定の違う複数の写真が合成され、より広い階調を残せる。

RICOH THETA SがHDR合成に対応
露出の異なる4枚の画像で作成 m15のアプリも更新

ソニーのカメラアプリに新HDRが登場 空と地上を分けて露出とWB設定が可能

ソニーは「PlayMemories Camera Apps」のラインアップに、明暗差の大きなシーンを最適な露出で1枚の画像に仕上げる「スカイHDR」を追加した。

露出、シャッター速度が異なる2回の撮影を行うことで、幅広いダイナミックレンジを表現することができるほか、陸と空それぞれでホワイトバランスが調整され、自然な色で撮影できる。

ソニーのカメラ内アプリに「スカイHDR」が新登場
2枚合成で広ダイナミックレンジ。WB調整による表現も

フリースタイルでカメラを固定できる 脚部の曲げ伸ばしが自由自在なミニ三脚

miggo Splat Flexible Tripod ミラーレス用

銀一は、miggo社製のフレキシブル三脚「Splat Flexible Tripod Series」を発売した。ステンレスをシリコンラバーで覆った板状の脚は、自由に曲げ伸ばしが可能。スタンドにしたり、木に巻き付けて固定したりといった使い方ができる。一眼レフ用、ミラーレス用、GoPro用の3モデルを用意。

カメラに巻き付けて収納できるミニ三脚
イスラエルのmiggo 防水生地を使ったスリングバッグも

撮影時のデータバックアップに便利! 3種類のポータブル外付けSSDが登場

Extreme 510

サンディスクは、外付けポータブルSSDの新製品として「Extreme 500」「同510」「同 900」の3製品を発売する。Extreme 510は500と同等スペック(容量は480GBのみ)だが、IP5に対応した防滴・防塵仕様が特徴。Extreme 900はプロをターゲットにした大容量、高速、高耐久モデルとなる。

サンディスク、防滴・耐衝撃のポータブルSSDを国内発売
撮影に携帯できるバックアップ用外付けストレージ 速度はHDDの約4倍

パナソニックのコンパクトカメラが一新 Android搭載モデルもリニューアル

LUMIX TX1

パナソニックは、LUMIXシリーズの2016年春モデル3製品を発売する。「DMC-TX1」は1.0型センサーと広角25mm光学10倍F2.8-5.9のレンズを搭載した高倍率コンパクト。4K PHOTOにも対応。「DMC-TZ85」はTZ70の後継モデルで、有効画素数を引き上げるとともにシャッターやフォーカス性能を高めている。「DMC-CM10」はLTE通信機能を搭載したCM1の後継モデル。搭載OSがAndroid 5.0になった。

パナソニック、1型センサー+10倍ズームの「LUMIX TX1」
EVFとフラッシュも内蔵するポケットタイプ

パナソニック、4K対応の30倍ズーム機「LUMIX TZ85」
空間認識AFやフォーカスセレクトを搭載

パナソニック、Android搭載カメラ新機種「LUMIX CM10」
通話機能を省略 専用回線プランも

インクを大幅に節約できるプリンター。写真専用機への転用も期待される

EW-M660FT

エプソンは、プリントに伴うランニングコストを極力低減したインクジェット複合機「EW-M660FT」を発売する。EW-M660FTは、本体にエコタンクと呼ばれる大容量タンクを装備し、ここに同梱のインクボトルからインクを補充することによって、インク交換の手間、ランニングコストの上昇を回避している。ボトルは2セットを同梱しており、本体を購入するだけで11,300ページ分の印刷が可能とのこと。インクボトルの価格も安価なので、大幅なコスト削減が期待できる。

海外から初上陸 エプソンの「エコタンク」プリンター
新興国での改造品をヒントに開発、カートリッジとは別の価値提供へ

大口径望遠レンズにも付けられる 透過性と強度に優れた高性能プロテクター

SIGMA WR CERAMIC PROTECTER 67mm(薄枠ワイドタイプ仕様)

シグマは、結晶化ガラスを素材に用いた保護フィルター「SIGMA WR CERAMIC PROTECTOR」を発売する。一般的な化学強化ガラスとの比較で3倍以上の強度を備えるとともに、高い柔軟性も確保できたという。透過性もWRコートと相まって、可視光反射率0.24%を実現している。

シグマ、世界初の「クリアガラスセラミック」採用の保護フィルター
ガラス素材メーカーが開発 強度は従来比10倍以上

部分補正ツールなどの欲しい機能に対応。最新SILKYPIXをダウンロード販売

市川ソフトラボラトリーは、RAW現像ソフトSILKYPIXの最新版「SILKYPIX Developer Studio Pro7」を発売した。明部の色や階調の再現性向上、円形/段階補正フィルターによる部分的な色調補正、新型の輪郭検出アルゴリズムによるナチュラルシャープなどの新要素が追加されている。

「SILKYPIX Developer Studio Pro7」が発売
シリーズ最上位版 現像エンジン改良で画質向上

28mmレンズとAPS-Cセンサーを搭載。富士フイルムの新・プレミアムコンパクト

富士フイルムは、高級コンパクトの最新モデル「FUJIFILM X70」を発売する。センサーはAPS-Cサイズ。レンズは焦点距離18.5mm F2.8の新開発フジノンレンズを搭載。ボディは小柄ながら、180度回転するチルト式液晶モニター(静電タッチパネル)を装備する。カラーはブラックとシルバーを用意。

APS-Cセンサーに28mm相当レンズの「FUJIFILM X70」
小型軽量の高級コンパクト シリーズ初の静電式タッチパネルも

ストラップのみでも使える耐水性の高いホルスターバッグ

agua 25

銀一は、miggo社製のホルスターバッグ「Agua」シリーズを発売した。速写ストラップにバッグ機能を持たせたような形状をしており、即座に撮影に移行できるのが特徴。バッグ部は外装にターポリン生地を採用し、IPX3の耐水性を確保している。激しい風雨からカメラを保護してくれる。

カメラに巻き付けて収納できるミニ三脚
イスラエルのmiggo 防水生地を使ったスリングバッグも

富士フイルムのタフネスカメラに、大型モニターを搭載した最新モデル

富士フイルムは、FINEPIXシリーズの新製品「FINEPIX XP90」を発売する。XP80の15m防水、1.75m耐衝撃構造、−10℃耐寒、防塵性能はそのままに3型の高解像度液晶を搭載。機能面ではタイムラプス動画生成機能やワイヤレスリモートコントロールなどを追加。カラーは新色のライムが加わった。

富士フイルムのタフネスコンパクトがリニューアル
タイムラプス機能を新搭載 防水・耐落下・耐寒性能など装備

ソニーと協業の1億画素センサーを搭載。超高解像度カメラ XF 100MP

Phase Oneは、XF 100MPカメラシステムを発表。デジタルバックのXF 100MPは、ソニーとの協業により新設計された53.7×40.4mmサイズの1億画素CMOSセンサーを搭載。既存のXFカメラシステムに装着して利用する。ISO感度は50〜12800、最長露光時間60分を実現しているという。

Phase Oneの1億画素デジタルバック、価格決定
発売時期は2月上旬に CMOSセンサーはソニーと共同開発

ソニーのXQDメモリーカードに、高速化したニューモデルが登場

ソニーはXQDメモリーカードの新シリーズ「QD-M」を発売する。従来のQD-Nシリーズは64GBモデルのみだったが、あらたに32GBと128GBの2モデルが追加。また、最大読み出し速度が125MB/sから440MB/sに、最大書き込み速度が80MB/sから150MB/sに高速化している。

ソニー、読み出し440MB/秒のXQDメモリーカード
XQD/SD両対応のUSBカードリーダーも

タムロンの高倍率ズームと広角ズームに、待望のソニーAマウント用が追加

タムロンは、同社の「SP 15-30mm F/2.8 Di USD(A012)」および「18-200mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ(B018)」のソニーAマウントモデルを追加した。基本的には既存のキヤノン、ニコン用と同等だが、ソニーはカメラ側に手ブレ補正機能を搭載しているためVCは非搭載となる。

タムロン「SP 15-30mm F2.8」「18-200mm Di II」のソニー用が発売

スムーズな長さ調節が可能な、首かけ、肩かけ両対応のカメラストラップ

銀一は、miggoのカメラストラップ「2way Speed Strap」を発売した。簡単に長さ調節ができるので、首かけ、肩かけのどちらでも使用可能。さらに、肩かけ時は、付属のカメラネジを底部に装着してストラップを取り付けることで、安定性と操作感が向上する。

カメラに巻き付けて収納できるミニ三脚
イスラエルのmiggo 防水生地を使ったスリングバッグも

写真撮影を楽しくサポートしてくれる4つのiOSアプリがキヤノンからリリース

キヤノンは写真に関するさまざまなシーンで活用できる無料のiOSアプリの提供を開始した。第1弾は、子どもやペットを撮影する際に、サウンド再生機能で被写体の関心を引き付ける「BestShutter」。以後も順次提供を開始していく方針で、1月下旬までに4種のアプリの提供を予定している。

カメラ画像で撮影マップをつくるiOSアプリ GPS非搭載でもOK
子どもやペットの気をひくアプリなども

コンパクトから一眼レフ機まで。2015年の日本の歴史的カメラ7機種選定

日本カメラ財団が主催する歴史的カメラ審査委員会は、2015年の「日本の歴史的カメラ」を選定した。選ばれたのは「COOLPIX P900」、「AIR A01」、「K-3Ⅱ」、「EOS 5Ds」、「サイバーショットRX100 Ⅳ」、「α7R II」、「LUMIX GX8」の7機種。

2015年の「歴史的カメラ」8機種が発表
83倍ズーム、5,060万画素、液晶によるローパス調節など新技術を評価

(デジカメWatch編集部)