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HOYAとペンタックス、TOB実施で合意

〜綿貫社長は退任へ、事業ブランドは存続

 HOYA株式会社とペンタックス株式会社は31日、ペンタックス株のTOB(株式公開買い付け)を実施することに関し、合意を交わした。買付価格は1株770円。開始時期は6月上旬を予定している。

 TOBの実施後、HOYAはペンタックスを完全子会社化する。経営統合後、両社の各ブランドはそれぞれの事業ブランドとして、これまで通り継続する。

 また、ペンタックスの代表取締役社長には、6月27日付で現執行役員の谷島信彰が就き、綿貫宜司社長は退任する。異動の理由は「経営体制の刷新のため」としている。

 そのほかの取締役の異動としては、現イメージングシステム事業本部長の鳥越興上級執行役員が取締役に就任。また、社外取締役に豊嶋秀直氏(弁護士)と西浦裕二氏(アリックス・パートナーズ・アジア・LLC)が新任する。なお、浦野・森両氏の取締役再任を望んでいたペンタックス筆頭株主のスパークス・グループは30日、上記4名の取締役会入りを条件に、両氏の再任を譲歩する内容をペンタックスに伝えている。現取締役は、浦野・森両氏を含めて退任する。

 HOYAからは、取締役にHOYAサービス社長の大原幸男氏と、HOYAグループ法務総括責任者のGeorge Stuart Souther氏がペンタックスの取締役に就く予定。HOYAのペンタックス株保有比率が50%を越えた時点で取締役となる。

 今回のTOB実施の発表で、2006年12月以来続いた経営統合問題が一応の決着を見る。

 12月、ライフケアなどの共通の市場を持つHOYAとペンタックスは、事業ブランドを残したままでの経営統合に合意。しかし4月には「社内事情及び株主を含む社外事情を総合判断した結果」(ペンタックス)、合意書にある10月1日を期日とする合併を断念した。

 その後、HOYAは1株770円でのTOBを持ちかけたものの、ペンタックスは独自再建案として中期経営計画を発表し、HOYAとの統合なしでの再建を訴えた。しかし市場の支持が得られず、合意書の期日である31日、TOB実施と完全子会社化に対する合意を了承した。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.pentax.co.jp/japan/news/announce/20070531-01.pdf
  HOYA
  http://www.hoya.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hoya.co.jp/data/current/newsobj-392-pdf.pdf

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/05/31 18:09
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