富士フイルムは、薄型デジタルカメラ「FinePix Z2」を11月中旬より発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は45,000円前後の見込み。
5月に発売されたFinePix Z1の後継機種。厚さ約18.6mmの薄型モノコックボディに屈曲光学系を採用した光学3倍ズームレンズと、スーパーCCD ハニカムV HR」を搭載する。
Z1からの変更点は、最高感度がISO800からISO1600に引き上げられたことと、2.5型TFT液晶モニターが約11.5万画素から約23.2万画素に高精細化されたこと。さらに、最短0.45秒間隔で3コマまでの連写機能や、シャッターを離す3コマ手前までを記録するサイクル連写、40コマ連写を新たに搭載した。
このほか本体の表面処理を変更し、レンズバリアを開閉しやすくしたとしている。なお、本体色はシルバー、ブラック、ホワイト、レッドの4色が用意される。
撮像素子は有効512万画素の1/2.5型 スーパーCCDハニカムV HR。感度はISO64~1600。記録画素数は2,592×1,944/2,736×1,824/2,048×1,536/1,600×1,200/640×480ピクセル。記録形式はJPEG。640×480または320×240ピクセルで30fpsの音声付動画撮影も可能。記録形式はAVI(Motion JPEG)。
レンズは、8群10枚で構成される、光学3倍のフジノンズームレンズを搭載。35mm判換算の焦点距離は36~108mm、開放F値はF3.5~4.2。撮影可能距離は約60cm~無限遠。マクロモードでは広角端で約8~80cm、望遠端で約45~80cm。
画像処理エンジンは同社独自の「リアルフォトエンジン」。シャッタータイムラグ最短0.01秒、起動約0.6秒、撮影間隔最短約1.1秒。ストロボを使わずに自然な画像を撮影する「ナチュラルフォトモード」や、手ブレや被写体ブレを軽減する「ブレ軽減プログラム」を搭載する。
露出制御はプログラムAEのみ。液晶モニターのみで、光学ファインダーは搭載しない。記録媒体はxDピクチャーカード。PCとの接続はUSB 2.0。
電源はリチウムイオン充電器。本体サイズは90×18.6×55.5mm(幅×奥行き×高さ)、充電池とxDピクチャーカードを含む重量は約150g。
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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/10/25 14:36
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