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「銀一スタジオショップ」がリニューアルオープン
~撮影関連の5,000アイテムを一堂に展示
銀一は11日、東京月島に「銀一スタジオショップ」をリニューアルオープンした。これまで、東京銀座に構えていた「銀一フォトショップ」をスタジオショップに統合した店舗。「ここに来ればすべてが揃う」(ワン・ストップ・ショップ)をコンセプトに、写真の入力から出力に至るまでのプロ向け製品を取り揃えた。
銀一スタジオショップ。オープン日の午前中だったが、早くもロケ車などが訪れていた
所狭しと撮影用品が並ぶ店内
住所は東京都中央区月島1-14-9 旭倉庫1F。営業時間は9時30分~18時30分(月~金曜)、11時~18時(土曜)。日曜祝日は休業。電車でのアクセスは、地下鉄有楽町線月島駅または同大江戸線月島駅からいずれも徒歩3分。
銀一スタジオショップは、倉庫を改装した約100坪の店舗にスタジオ関連機材、プロ向けカメラ、レンズ、PC、ディスプレイ、デジタル関連機材、各種アクセサリーなど5,000近いアイテムを展示。店舗の隣が銀一の流通倉庫になっており、ほとんどの商品を在庫として持つため、その場で持ち帰ることができる。「これだけの品数を展示し在庫を有するのは国内でも唯一。これまで国内には無かった店。入力から出力までトータルの相談を受けることができる」(説明員)としている。
デジタル一眼レフカメラは中級以上のモデルを取り扱っているが、カメラで販売の中心になっているのはフェーズワンなどのデジタルバックだ。デジタルバックのデモ機も豊富に用意しており、専門の説明員に話を聞くことができる。また、デジタルバックの中古を展示、販売しているのも珍しい。そのほか中古カメラではライカ、ハッセルブラッドを始め、4×5、8×10などの大判カメラも扱っている。また中古レンズも多数展示しており、カメラファンも楽しめる店舗になっている。
カメラ販売の中心となるフェーズワン。店頭で試すこともできる
デジタル一眼レフカメラに並んでデジタルバックの中古も展示している
ライカやカールツァイスの新品も取り扱う
ディスプレイコーナーでは、ナナオや三菱電機などのカラーマネジメント対応ディスプレイを比較可能
記録メディアやフォトストレージも販売。ユーザーの要望に応じてRAIDのHDDを組むサービスも実施
こちらは銀塩の中古コーナー。レンズも豊富だ
大判カメラの本体やレンズも扱う
8×10のカメラまで展示
大判プリントのデモも見ることができる
銀一のスタッフが撮影したプリントサンプルを見ることができる。これらのプリンターも在庫を持っている
インクジェット用紙も多くを展示。ハーネミューレは全種類の在庫を有する
スタジオ関連機材では、カメラスタンド、ライトスタンド、照明などを展示。天井の高い倉庫という物件を活かし、ライトスタンドなどを伸ばした状態で見ることができる。また、スタジオと同様の電動昇降式バトンも備え、照明を取付けた状態での確認も可能だ。
銀一が取り扱うカメラバッグも展示している。特にドンケやシンクタンクフォトは、一般の量販店と違いすべてのモデルを試すことができる。
入口のすぐ奥には撮影スタンドやライトスタンドを展示している
ストロボやジェネレーターも多数展示
リング状の光を得ることができるアクセサリー「オービス」も実機を試せる
簡易なスタジオボックスキットのほか、大型の光源拡散ボックス「メガライト」(ラストライト社、左)も展示してあった
ドンケやシンクタンクフォトはすべてのモデルに触れることが可能
クランプラーも展示している
また、店舗面積が増えたことで、背景用のボードやバック紙を大量に展示できるようになった。背景用のボードは建材向けの製品も多数揃えている。倉庫には大型のカッターを用意しており、ボード類をユーザー望みに応じてカットするサービスも行なう。
背景用ボードも多くを展示。建材向けのボードも扱う
ボード用の大型カッターも用意。注文の大きさにカットしてもらえる
背景紙の切り売りコーナーも
流通倉庫にはさらに幅の広い背景紙の在庫がある
貝殻、落ち葉、人工雪、人工氷などの撮影用小物も販売している
撮影に使う石の量り売りコーナーも設けた
テープ類も多くの種類を揃えた
リニューアルに合わせて、これまで無かったセミナースペースを設けた。メーカーの新製品説明会や製品の使い方に関するセミナーを行なっていくとのこと。また、銀一が国内総代理店になっているシールグラフィックス社(オランダ)の大型ラミネート機のデモスペースも新設。近年需要が高まっているというインクジェットプリントによる屋外サインや看板などの市場に向けたもの。ローランドの大判インクジェットプリンターでの出力と併せて見ることができる。
新製品の説明会などを行なうセミナースペースを新設した
大判ラミネーターのデモスペースも新たに設けた
シールグラフィックス社のラミネーター。実際にラミネートに掛かる時間などを確認できる
また、スタジオショップは銀一が行なっているレンタルサービスの拠点にもなっている。キヤノン、ニコンを始め、フェーズワン、ペンタックス、マミヤなどの中判システムも揃えている。キヤノンとニコンは超望遠レンズもすべて揃えている。レンタルサービスの主なユーザーはプロだが、アマチュアでも利用することができる。
レンタル機材庫の一部。ずらりと並ぶのはフェーズワンが入ったケース
レンタル用のキヤノン製超望遠レンズ
ニコンの超望遠レンズも揃えている
デジタル一眼レフカメラに対応した消音ケースの貸し出しも行なう
送風機やスモークマシンもレンタルできる
レンタル用のムラバックは約300種類
ハリウッドおよびニューヨークで制作されたレンタル用背景布「バックドロップ」。ファッション撮影などで使用されるとのこと
銀一代表取締役社長の丹羽寿成氏
銀一代表取締役社長の丹羽寿成氏は、「現在、カメラシステムの販売はデジタルカメラがほとんどを占めています。銀塩の中判、大判カメラはほとんど動きがなくなりました。これまで、カメラと撮影用品を別々の店舗で扱ってきましたが、デジタルカメラが活性化してきたことでこれらを一堂に集められる店を作りたかったのです」とリニューアルの背景を話した。また、人的リソースを集結させることで、ユーザーへの説明やサポートの一層の充実も図るとのこと。
また、銀一フォトショップの場所は利便性の高い銀座だったが、駐車場の確保が課題だったという。今回、20台程度の駐車場を設けることで車での来客に対応した。「ほとんどのお客様は車で来店されます。昨今は汐留や有明などにスタジオが増えているので、スタジオに行く途中に寄っていただけるのではないかと期待しています」(丹羽氏)。
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URL
銀一
http://www.ginichi.com/
銀一スタジオショップ
http://www.studioshop.jp/
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( 本誌:武石 修 )
2009/05/11 17:39
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