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2007年デジタルカメラ出荷台数が1億台を突破

~2010年まで成長継続の見通し、CIPA調べ

 有限責任中間法人カメラ映像機械工業会(CIPA)は29日、2007年のカメラ、レンズ、フォトプリンターの生産出荷統計と、2008年以降の見通しを発表した。

 2007年はデジタルカメラ全体で1億37万台(前年比27.1%増、以下カッコ内は同じ)を記録し、初めて1億台を突破した。出荷地域ごとの伸び率は、日本向けが16.6%増、欧州向けが19.7%増、北米向けが32.1%増、アジア向けが30.9%増、そのほか向けが52.5%増で、北米、アジア、そのほか地域向けが大きく伸長した。

 レンズ交換式デジタル一眼レフは合計で747万台(41.9%増)で、レンズ一体型の26%増を大幅に上回る伸びを見せた。地域ごとでは日本向けが48.7%増、欧州向けが39.9%増、北米向けが32.2%増、アジア向けが67.6%増、そのほか向けが23.1%増と、各地域で大きく成長している。これにともない、交換レンズも全体で43%増の1,251万本に伸長した。

 2008年のデジタルカメラ出荷台数は11.5%増の1億1,195万台と予測。伸び率は減少するものの、成長は続くと見ている。うち、レンズ一体型は10.7%増、レンズ交換式一眼レフは22.3%増。

 また、伸び率が減少しつつも成長が続く傾向は2010年まで続くと見ており、レンズ交換式一眼レフの伸び率がレンズ一体型を上回るとしている。

 なお、2007年12月の生産実績は、デジタルカメラ全体で693万台(前年同月比、24.4%増以下カッコ内は同じ)、1,263億円(27.4%増)。出荷は710万台(19.7%増)、1,529億円(12.5%増)。

 レンズ交換式一眼レフの生産は66万台(25.8%増)、319億円(45.8%増)。出荷は63万台(19.4%増)、422億円(35.8%増)。

 交換レンズは生産が104万本(17%増)、188億円(55.1%増)。出荷が102万本(9.7%増)、246億円(25.8%増)。

 フォトプリンタの出荷は全体で12万台(31.2%減)、12億円(39.6%減)だが、国内出荷は5万台(51.5%増)、5億円(20.7%増)となっている。



URL
  CIPA
  http://www.cipa.jp/
  2008-2010年カメラ等品目別出荷見通し(PDF)
  http://www.cipa.jp/pdf/press080129.pdf
  デジタルスチルカメラ生産出荷実績表2007年12月分(PDF)
  http://www.cipa.jp/data/pdf/d_200712.pdf
  銀塩カメラ/カメラ用交換レンズ生産出荷実績表2007年12月分(PDF)
  http://www.cipa.jp/data/pdf/s_200712.pdf
  民生用A4未満フォトプリンター出荷実績表2007年12月分(PDF)
  http://www.cipa.jp/data/pdf/pp_200712.pdf

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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/01/29 20:54
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