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キヤノン、2005年第1四半期は増収増益も、カメラ事業は増収減益


 キヤノン株式会社は27日、2005年第1四半期決算(2005年1月1日~3月31日)を発表した。

 これによると売上高は8,434億円で前年同期比5.7%増、純利益は931億円で前年同期比10.4%増で増収増益となった。売上高増の要因として、デジタル一眼レフ、カラーネットワーク複合機、プリンタの売上増加をあげている。

 事業別では、オフィスイメージング機器、PC周辺機器などを含む事務機事業が、売上高5,936億円で前年同期比6.1%増、営業利益1,408億円で前年同期比13%増。

 インクジェットプリンタは単機能機のPIXUS iP3100、iP4100などが国内と欧州で好調なほか、MP770などを中心として複合機も伸張し、台数ベースで14%程度の増加となった。ただし、低価格機への需要シフトがあったため、売上金額は「若干の増収」としている。

 カメラ事業は売上高1,599億円で前年同期比1.7%増となったものの、営業利益は前年同期比18.4%減の238億円。EOS Kiss Digital Nの好評、交換レンズの売上拡大、IXY DIGITAL 600などのコンパクトデジタルカメラ新製品が好調などにより売上は伸びたものの、市場価格の下落などの影響により減益となった。コンパクトデジタルカメラ市場は、国内での伸びは一段落したものの、海外では引き続き拡大傾向としている。

 半導体や液晶の露光装置などを含む光学機器及びその他事業では、売上高899億円で前年同期比10.3%増、営業利益127億円で7.9%増。

 なお、事業別の売上構成比は、事務機が70%、カメラが19%、光学機器及びその他が11%。

 通期予想は売上高3兆6,500億円、純利益3,670億円。それぞれ前回予想から200億円(5.3%増)、80億円(6.9%増)の上方修正となっている。



URL
  キヤノン
  http://canon.jp/
  決算短信(PDF)
  http://www.canon.co.jp/ir/results/2005/rslt2005q1j.pdf
  表紙のみ
  http://www.canon.co.jp/ir/results/2005/rslt2005q1j.html

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( 田中 真一郎 )
2005/04/28 00:51
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