キヤノン販売株式会社は21日、2005年第1四半期(1月1日~3月31日)決算を発表した。
これによると、売上高は2,026億6,500万円で前年同期比4.9%増、純利益は25億2,100万円で前年同期比20.8%減。
カラー複合機、デジタル一眼レフカメラ、保守サービスなどが、売上増に寄与したとしている。一方、広告宣伝費、販管費の増加により、営業利益は減少。固定資産の一部で減価償却の方法を変更したことによる特別損失の増加もあり、純利益は20.8%減となった。
デジタルカメラを含むコンスーマ機器事業の売上は、前年同期比4.9%増の528億6,100万円。デジタル一眼レフカメラの伸張に伴い、交換レンズの売上も増加したとしている。
コンパクトデジタルカメラでは、IXY DIGITAL 600などの新製品効果などにより、業界販売台数が前年割れしている中、前年並みの実績を確保したとしている。
インクジェットプリンタは、複合機の構成が約47%に拡大。PIXUS MP770が好評としている。インクや用紙などの消耗品も売上を伸ばした。
2005年通期の見通しは2004年決算発表時から変更なく、売上高8,250億円で対前年比1.2%増、純利益は125億で、対前年比1.1%増。デジタル一眼レフの好調、インクジェットプリンタの堅調が続くが、コンパクトデジタルカメラは国内市場の成長鈍化、過当競争による価格変動などの懸念が見込まれるとしている。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/co-profile/ir/finance/results/index.html
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( 田中 真一郎 )
2005/04/21 17:50
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