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オリンパス、防水デジカメ「μTOUGH」上位モデル

~タフモデル初の手ブレ補正機構を搭載

μTOUGH-8000(シルバー)
 オリンパスは、防水・耐落下衝撃・耐低温を備えたコンパクトデジタルカメラ「μTOUGH-8000」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万円前後の見込み。カラーバリエーションはシルバーとブラック。

 防水・防塵・耐衝撃・耐寒の各性能をあわせ持つ「μSW」シリーズが、今季より「μTOUGH」(ミュータフ)シリーズに改称。シリーズ名の定義としては、単なる防水性能だけでなく「防水・防塵」、「耐衝撃」、「耐低温」の各要素を兼ね備えたもの指すという。改称の発表を2008年12月に行なって以来、下位モデル「μTOUGH-6000」とあわせ、国内では今回が初の製品発表となる。海外では7日に発表済み。

 μTOUGH-8000の場合、防水=水深10mまで、耐落下衝撃=高さ2mから、耐低温性能=-10度、耐荷重=100kgfとなっている。防塵性能も装備。なお、同時発表のμTOUGH-6000は、防水=水深3mまで、耐落下衝撃=高さ1.5mから、耐低温性能=-10度。

 耐落下衝撃との両立が難しかったことから、従来のμSWシリーズでは見送られていたCCDシフト式の手ブレ補正機構も搭載している。非搭載の理由はカメラサイズの大型化が避けられなかったためだが、新製品では衝撃吸収ゴムにせん断力を与える衝撃吸収機構により可能になった。オリンパスの独自技術としている。また手ブレ補正機構には、デジタル一眼レフカメラのアルゴリズムを取り入れたという。


μTOUGH-8000(シルバー) μTOUGH-8000(シルバー)

μTOUGH-8000(シルバー)

 高度、気圧、水深表示機能に加え、今回から水中検知センサーを内蔵した。カメラが水中にあることを検知し、液晶モニターの明るさを自動的に調整するのが役割。また、水中に関するシーンモード(水中スナップ、水中ワイド1、水中ワイド2、水中マクロ)を優先表示する。

 液晶モニターは2.7型約23万ドット。μ-9000と同様に、明るさと視野角を高めた「ハイパークリスタル液晶III」を採用する。明るさは従来比2倍の1,000cd平方m、視野角は160度以上。高コントラストかつ広色域としている。今回の新製品5機種で、ハイパークリスタル液晶IIIを搭載するのは2機種のみ。また、液晶面を守るアクリルカバー部の両面に、反射低減用のARコートを施した。加えて水滴による劣化を防ぐため、ARコートには多層の金属系状着の上に、さらに撥水コートを施している。

 そのほか、同時発表のμ-9000、μ-7000と同じく、「ビューティーモード」と「OR(オリンパスリコメンド)ボタン」を搭載。前者は顔検出をもとにした機能で、顔の肌をなめらかにするほか、目を大きしたり瞳のキャッチライトを強調する。後者はパノラマ撮影や顔検出パーフェクトショットなどをすぐに呼び出せる機能。


μTOUGH-8000(ブラック) μTOUGH-8000(ブラック)

 撮像素子は有効1,200万画素の1/2.33型。レンズは焦点距離28~102mm相当(35mm判換算)、開放F3.5~5.1の3.6倍ズーム。搭載するxDピクチャーカードスロットは、同梱のmicroSDアタッチメントに対応する。内蔵メモリーは約42MB。従来機種からは、μ1060などの「おまかせ♪iAUTO」や、μ1050SWの「タップコントロール」を継承している。タップコントロールに関するアップデートはない。

 本体サイズは95×21.5×61.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は182g(電池・カード含まず)。

 オプションとして、防水プロテクター「PT-045」(2万6,250円)、シリコンカメラジャケット「CSCH-56」(5,250円)、ウエラブルジャケット「CHCH-58」(5,250円)などを用意する。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  製品情報
  http://olympus-imaging.jp/product/compact/mjutough8000/

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( 本誌:折本幸治 )
2009/01/13 14:36
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