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オリンパス、1,230万画素でフリーアングル液晶搭載の「E-620」


E-620レンズキット。レンズはZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6
 オリンパスは、フォーサーズシステムに準拠したデジタル一眼レフカメラ「E-620」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、ボディのみが9万円前後、レンズキットが10万円前後、ダブルズームキットが12万円前後の見込み。

 レンズキットには標準ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」が付属。ダブルズームキットには標準ズームレンズに加え、望遠ズームレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4-5.6」を同梱する。

 ラインナップ上、2008年12月発売の中級機「E-30」と、同年5月発売のエントリー機「E-520」の中間に位置する新機種。エントリーからのステップアップユーザーをターゲットとしている。

 2.7型のフリーアングル液晶モニター、約4段分の手ブレ補正機構「IS」、アートフィルターなど、E-30やE-520などから継承した機能を持ちつつ、実装基板および手ブレ補正ユニットを小型・軽量化したという。

 具体的には、E-520から実装基板の面積を約22%、重量を約10%削減し、手ブレ補正ユニットは幅・奥行き・高さを各2mmずつ縮小、重量も81gから66gに削減した。これらにより、フリーアングル液晶モニターを搭載しながら、E-520と同じ約475gの本体重量を実現した。オリンパスでは「世界最小・最軽量IS搭載デジタル一眼レフ」を謳う。


AFシステムは7点AFセンサーを搭載、アートフィルターも使用可能

 撮像素子は有効1,230万画素の4/3型ハイスピードLiveMOSセンサー。AFシステムに7点ツインセンサーを採用し、このうち中央5点はツインクロスセンサーで、測距精度範囲は-1〜19EV。E-3やE-30とほぼ同等のAF性能としている。ライブビュー時のハイスピードイメージャAF(コントラストAF)も使用可能で、E-30にも装備したAFターゲットのダイレクト移動機能も備える。

 また、本体背面の主要な操作ボタンが電源ONと同時に点灯する「イルミネーションボタン」をオリンパスのデジタル一眼レフカメラで初めて採用。夜間撮影時の利便性を強化した。

 マルチアスペクト機能はE-30の9種類に対して4種類になり、4:3、3:2、16:9、6:6を選択できる。5:4、7:6、6:5、7:5、3:4は省略された。




 画像処理エンジンには「TruePic III+」を採用し、撮影画像に対して特殊レンズ、外付けフィルター、モノクロ現像などをシミュレートした処理を施す「アートフィルター」もE-30と同様に使用可能。アートフィルターは「ポップアート」、「ファンタジックフォーカス」、「デイドリーム」、「ライトトーン」、「ラフモノクローム」、「トイフォト」の6種類。モードダイヤル上の専用モードから起動し、JPEGにのみ適用できる。RAW画像での多重露光機能も装備するが、こちらはE-30の最大4コマに対して最大2コマに減少している。RAWは12bitのロスレス圧縮。

 このほか、8人までの顔検出に対応し、背景と顔の露出を最適にコントロールする「フェイス&バックコントロール」や、 露出補正やホワイトバランスの変化を4画面のサムネイルで確認しながら撮影できる「パーフェクトショットプレビュー」なども利用可能。


ボタンのレイアウトを一新、液晶モニターにはハイパークリスタルIII液晶を採用

 E-30と同様に2.7型約23万ドットの2軸可動式フリーアングル液晶モニターを搭載するが、液晶には最大1,000cd平方mと明るいハイパークリスタルIII液晶を採用する。E-30ではハイパークリスタルII液晶を採用していた。

 ボタンやダイヤルの配置はE-30とは異なっており、上面液晶パネルも非搭載。ダイヤル類は右肩に装備し、電源スイッチもモードダイヤルの下段部分に位置する。グリップ前側のサブダイヤルは省略した。

 またE-30では液晶モニターの下にあったINFOボタン、MENUボタン、ライブビューボタン、消去ボタンについては、INFOボタンとMENUボタンが背面の左肩部分に、ライブビューボタンと消去ボタンは十字ボタンの周辺に移動した。

 撮像素子の最高感度はISO3200。超音波防塵フィルター「SSWF」も備える。連写速度は4コマ/秒。E-30の5コマ/秒には劣るものの、E-520の3.5コマ/秒を上回る。


2.7型フリーアングル液晶を搭載 透視図

手ブレ補正機構は小型・軽量化 撮像素子は有効1,230万画素のハイスピードLiveMOSセンサー

AFユニット

 ファインダーの視野率は約95%、倍率約0.96%。E-520やE-420と同水準の視野率だが、倍率で上回っている。ファインダー内情報表示はE-30と同様、下辺に位置する。E-520とE-420ではファインダー右辺に情報表示があった。

 内蔵ストロボは、ワイヤレスでの多灯ストロボに対応したコマンダー機能を装備する。対応ストロボは「FL-50R」と「FL-36R」。

 対応メディアはCFとxDピクチャーカードのダブルスロット。バッテリーはE-420と同じリチウムイオン充電池「BLS-1」。

 本体サイズは130×60×94mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約475g。


オプション

●パワーバッテリーホルダー「HLD-5」

 E-620専用の縦位置グリップ。E-620と合わせて、世界最小・最軽量の拡張バッテリーシステムを謳う。発売は本体と同時期の3月下旬。価格は2万1,000円。

 縦位置レリーズボタン、セレクトダイヤル、ロックスイッチを備える。バッテリーはBLS-1を2個搭載できる。


装着例 背面

●ボディージャケット「CS-9B」

 本革製のE-620専用ボディジャケット。本体カラーはホワイトとダークブラウン。発売は4月。価格は5,670円。CS-9Bに長さ調節が可能なロングストラップを付属する「CS-9BS」は10,500円。


ホワイト(CS-9BWT) ダークブラウン(CS-9BDB)

ホワイト(CS-9BSWT) ダークブラウン(CS-9BSDB)

PT-E06
●防水プロテクター「PT-E06」

 40mまでの防水性能を備える防水プロテクター。発売は5月。価格は14万7,000円。「ダブルOリング圧着方式」により側面からの機密性を高めたという。

 光制御と電子信号制御方式のストロボに対応する。


現行機種との比較(主な仕様)

  E-620 E-30 E-520 E-420 E-3
発売時期 2009年3月 2008年12月 2008年5月 2008年4月 2007年11月
店頭価格(発売時、ボディのみ) 9万円前後 15万円前後 8万円前後 6万円前後 20万円前後
撮像素子 タイプ ハイスピード
LiveMos
LiveMos ハイスピード
LiveMos
有効画素数 約1,230万 約1,000万 約1,010万
サイズ 17.3×13mm
最高感度 ISO3200 ISO1600 ISO3200
手ブレ補正機構 形式 撮像素子シフト式 撮像素子シフト式
最大有効
補正範囲
4EV 5EV 4EV 5EV
ダスト対策 SSWF(超音波防塵フィルター)
ハイスピードイメージャAF
防塵防滴
ファインダー 視野率 約95% 約98% 約95% 約100%
倍率 約0.96倍 約1.02倍 約0.92倍 約1.15倍
アイポイント 約18mm 約24.2mm 約14mm 約20mm
スクリーン 固定式 交換式 固定式 交換式
アイピース
シャッター
別付 内蔵
位相差AF測距点 7点 11点 3点 11点
シャッター 最高速度 1/4,000秒 1/8,000秒 1/4,000秒 1/8,000秒
ストロボ
同調速度
1/180秒以下 1/250秒以下 1/180秒以下 1/250秒以下
連写 約4コマ/秒 約5コマ/秒 約3.5コマ/秒 約5コマ/秒
液晶モニター サイズ 2.7型 2.5型
ドット数 約23万画素
フリーアングル
電子水準器
アートフィルター
メディア
スロット
CF
xD
内蔵ストロボ GN(ISO100) GN12 GN13 GN12 GN13
コマンダー機能
電源 使用電池
(本体のみ)
BLS-1 BLM-1 BLS-1 BLM-1
バッテリー
グリップ
HLD-5 HLD-4 HLD-4
本体サイズ 130mm 141.5mm 136mm 129.5mm 142.5mm
奥行 60mm 75mm 68mm 53mm 74.5mm
高さ 94mm 107.5mm 91.5mm 91mm 116.5mm
重量(本体のみ) 約475g 約655g 約475g 約380g 約810g


【2009年3月2日】記事内スペック表の「スクリーン」について、E-30の項を「固定式」と誤って記載しておりました。正しくは「交換式」です。お詫びして訂正致します。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  製品情報
  http://olympus-imaging.jp/product/dslr/e620/

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オリンパス、中級デジタル一眼レフ「E-30」(2008/11/05)
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オリンパス、コントラストAFや顔検出に対応した「E-420」(2008/03/05)


( 本誌:関根慎一 )
2009/02/24 15:16
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