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オリンパス、デジタル一眼レフ「E-410」と「E-510」を発表

〜E-1後継機と新レンズの開発表明も

 オリンパスは5日、デジタル一眼レフカメラ「E-410」と「E-510」を発表した。発売時期はE-410が4月下旬、E-510が7月。価格はともにオープンプライス。ボディのみの店頭予想価格はE-410が9万円前後、E-510が12万円前後の見込み。

 また、標準ズームレンズ「Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.6」が4月下旬に3万1,000円で発売される。

 さらに、2003年に発売したプロ向けデジタル一眼レフカメラ「E-1」の後継モデル(名称未定)と、独自の超音波駆動方式「SWD」(Supersonic Wave Drive)を搭載したズームレンズ3本、望遠ズームレンズ1本、テレコンバーターの開発を表明した。E-1後継機は年内、レンズは2007年からの順次発売を予定する。価格はすべて未定。


E-410 E-510

 E-410とE-510の最大の違いは、前者が小型軽量を重視したモデル、後者がボディ内手ブレ補正機構を備える多機能モデルであること。

 両機種とも、小型軽量、進化したライブビュー、新画像エンジンなどは、共通の技術を採用している。ここでは、新機種共通の新技術、新機能をお伝えする。


 各機種の詳細な仕様などは、記事末尾の関連記事より、機種ごとの記事を参照されたい。


 なお、今回発表された製品の発売日と価格は次の通り。

型番発売日店頭予想価格
E-4104月下旬9万円前後(ボディのみ)
E-5107月上旬12万円前後(ボディのみ)
Zuiko Digital ED 14-42mm F3.5-5.64月下旬定価3万1,000円
E-410レンズキット4月下旬10万円前後
E-410ダブルズームキット4月下旬12万円前後
E-510レンズキット7月上旬未定
E-510ダブルズームキット7月上旬未定


小型軽量を追求

 小型軽量化を実現するために、基板、フレーム、シャッター、ストロボの各ユニットを新設計した。フレキシブル基板は、縦横に配置できる分割基板を採用し、実装面積の効率化を図った。エンジニアリング樹脂とメタルフレームをボックス構造として使用。軽量化に寄与するとともに、内部および外部からの力に対して高い剛性を実現しているという。

 シャッターユニットは、チャージ機構を従来とは逆側に備え、内部レイアウトを最適化した。シャッター駆動モーターや、ギアユニットを小型化しながらも、精度や耐久性を確保するために金属部品を多用している。従来1つだった、ストロボ用コンデンサは2つに分割。配置を工夫することで、無駄なスペースを削減した。

 新設計のファインダーユニットは、ダハミラーを後方に5度傾けることで、ストロボユニットの埋め込みスペースを確保。これにより全高を抑えることができ、ペンタ部のフォルムをより最適にデザインできたという。ファインダー倍率0.92倍を確保しながらも、従来機種「E-500」より小さなペンタ部となっている。なお視野率は約95%で、E-500やE-330と同じ。測距点は3点。


E-410の内部 同E-510

シャッターユニット ファインダーユニット

ホワイトバランスも確認できるライブビュー

E-510のLiveMosセンサー
 背面液晶を見ながらフレーミングが可能なライブビュー機能を備える。E-410およびE-510のライブビューは、ミラーアップ状態で撮像素子の映像を液晶モニターに表示する方式のみを搭載する。同社のデジタル一眼レフカメラ「E-330」が搭載していた、「マクロライブビュー」(いわゆるBモード)と同様の仕組み。専用センサーを用いてライブビューを行なうAモードは搭載しない。

 ファームウェアをアップデートしたE-330同様、ピントを合わせたい位置が中央に有れば、AFが利用できる。MF時は、7倍または10倍の拡大も行える。E-330は10倍のみだった。ライブビュー時の視野率は100%。

 撮像素子の消費電力をこれまでの約80%に抑え、ノイズを低減。これにより、ライブビューの常時使用が可能になった。連続使用により撮像素子の温度が上昇した場合は温度警告が出るが、同社によると通常の使用では同警告が出ることは無いという。

 さらに、今回からライブビューで露出補正とホワイトバランスの効果を確認できるようになった。また、リアルタイムでヒストグラムを表示可能になった。


画質を改善した新エンジン「Ture Pic III」

 撮像素子は、ともに4/3型有効1,000万画素LiveMOSセンサー。素子上の配線や回路面積を抑えることで、従来の750万画素センサーと同一の受光部面積を確保。800万画素センサーに匹敵する階調を実現し、ノイズは750万画素センサーより有利という。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。記録形式は圧縮RAW(12bit)とJPEGに加え、RAWとJPEGの同時記録にも対応する。

 従来から採用している超音波振動によるゴミ対策機構「SSWF」(Super Sonic Wave Filter)を引き続き採用した。これまでのSSWFユニットを小型化し、省電力化を図った。加えて、振動周波数をアップ。ゴミ取り性能が向上しているという。

 画像処理エンジンには新開発の「Ture Pic III」を採用。処理時間の短縮化により3コマ/秒の連写を実現した。連続撮影枚数はRAWで6枚。Ture Pic IIIは、「アドバンストノイズフィルターIIIテクノロジー」、「アドバンストディテールリプロダクションテクノロジー」、「アドバンストプロパーガンマIIIテクノロジー」の3機能を擁する。

 アドバンストノイズフィルターIIIテクノロジーでは、画像とノイズを正確に分離し、被写体を忠実に再現しながらノイズを抑えるという。また、アドバンストディテールリプロダクションテクノロジーでは、エッジを検出してなめらかに再現するとともに、偽色の除去を行なう。さらに、アドバンストプロパーガンマIIIテクノロジーで、輝度および色差信号を独立して制御。特に、淡い色を忠実に再現できるとしている。


画質劣化なしの圧縮RAW

E-510の透視図
 RAWデータ記録時に、画質の劣化無く圧縮するロスレス圧縮を新たに採用した。同社では15MBのデータを9MBに圧縮できるとしている。

 液晶モニターにカメラの設定を表示する「スーパーコントロールパネル」(スーパーコンパネ)を従来機から継承。配色、フォント、図形類のバランスなどを全面的に見直し、視認性を向上させた。

 測光は49分割デジタルESP測光を採用した。また、中央部重点測光のほか、全画面の1%を測るスポット測光も利用可能。

 液晶モニターは固定式で、約23万画素の2.5型TFT。上下左右で176度の広視野角ハイパークリスタル液晶を採用。表面輝度は従来より20%向上しているという。


E-330、E-500との比較

  E-410 E-510 E-330 E-500
撮像素子形式 LiveMOS フルフレームCCD
撮像素子サイズ(mm) 17.3×13mm
有効画素数 1,000万 750万 800万
最大解像度 3,648×2,736 3,136×2,352 3,264×2,448
画角変化 35mm判換算で約2倍相当
記録形式 RAW、JPEG、RAW+JPEG RAW、TIFF、JPEG、RAW+JPEG
ボディ内手ブレ補正 なし あり
最大4段分
なし
ファインダー倍率 0.92倍 0.93倍 0.9倍
ファインダー視野率 95%
アイポイント 14mm 18mm 16mm
フォーカシングスクリーン 固定式
測距点 3点
測光 49分割デジタルESP、中央部重点平均
スポット、スポット(ハイライト/シャドー)
最大シャッター速度 1/4,000秒
ストロボ同調速度 1/180秒以下
最大連続撮影速度 約3枚/秒 約2.5枚/秒
連続撮影可能枚数 RAW:6枚 RAW、TIFF:4枚
液晶モニター 2.5型、約23万画素 2.5型、約21.5万画素
上下可変式
2.5型、約21.5万画素
対応記録メディア CF、Microdrive、xDピクチャーカード
内蔵ストロボ あり
バッテリー BLS-1 BLM-1
サイズ
(幅×奥行き×高さ、mm)
129.5×53×91 136×68×91.5 140×72×87 129.5×66×94.5
重量(本体のみ) 375g 460g 550g 435g



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  ニュースリリース(E-410)
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070305e410j.cfm
  製品情報(E-410)
  http://olympus-esystem.jp/products/e410/
  ニュースリリース(E-510)
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070305e510j.cfm
  製品情報(E-510)
  http://olympus-esystem.jp/products/e510/
  ニュースリリース(Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6)
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070305zuikoj.cfm
  製品情報(Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6)
  http://olympus-esystem.jp/products/lens/14-42_35-56/
  ニュースリリース(E-1後継機とレンズ)
  http://www.olympus.co.jp/jp/news/2007a/nr070305edevj.cfm

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( 本誌:武石 修 )
2007/03/05 15:00
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