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【PIE2009】ニッシン、フラッグシップストロボ「Di866」を正式発表

会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟


 ニッシンジャパンは、浅沼商会の共同ブースに出展。フォトキナ2008で初出の「Di866」を出品していた。また、ニッシンジャパンが国内総代理店を務めるディフューザーブランド「ゲイリーフォン」(Gary Fong)の製品「スフィア」や「オリガミ」も併せて展示した。


Di866 スフィア

 会期2日目にあたる27日、浅沼商会ブース内のイベントスペースで、Di866の発表会が開催された。製品の説明は、代表取締役社長の大川將夫氏が担当した。

 同氏はまず、2007年3月発売の「Di622」をはじめとして、「Di28」、「Di466」、「SC-01」といった、国内で発売済みのストロボと関連製品を紹介。Di866については、2年にわたる製品開発で培ってきたことの成果と話し、国内におけるフラッグシップモデルと位置付けた。また、機能面では、「フルオート」、「ワイヤレス発光」、「カスタム設定」について紹介した。


代表取締役社長の大川將夫氏 Di866の機能一覧

フルオートでは、カメラの設定に応じてストロボの設定を自動的に行なう 最大4チャンネルのすべてに設定を割り当てられる

サブ発光部の調光設定や調光基本設定のカスタマイズが行なえる コネクタ形状を純正のパワーパックに合わせた

 Di866は、ガイドナンバー60(ISO100)のクリップオンストロボ。調光方式はキヤノンのE-TTLおよびE-TTL IIと、ニコンのi-TTLに対応し、外部調光やマニュアル調光も設定できる。また、バウンス時にはガイドナンバー12のサブ発光部を使用することができる。バウンス角度は上90度、左90度、右180度。単3電池4本を使用する。またキヤノン用、ニコン用のそれぞれでメーカー純正のパワーパックに対応した。発売は5月下旬。価格は4万9,750円。


メインメニュー画面 本体を回転させると、メニュー画面と十字キーの操作方向も追従する

バッテリー室はマガジン式 端子部

 同時にゲイリーフォンの製品発表会も実施。米国から社長のGary Fong氏が来日し、実演を交えつつ製品の特徴説明を行った。

 「スフィア」は、カップ型の本体と付け替え式のドームからなるディフューザー。3月上旬に発売済み。カップ内部をストロボの光が反射して、ソフトな光の表現が可能になるという。標準で付属する「ホワイトドーム」のほか、肌色を柔らかく表現できる「アンバードーム」、より強い光を得る際に使用する「クロームドーム」もラインナップする。また同氏は、ドーム部分をレンズ前に当てることで、グレーカードのような用途にも使えると説明した。


Gary Fong氏 実演しながら説明した

ドームからカスタムホワイトバランスを得ることもできると説明した

 「オリガミ」は、板状のディフューザー。ホワイトとアンバーのフラップを付属し、フラップの角度を調節することで光量を調整する。

 「パッファー」は内蔵ストロボ用のディフューザー。


オリガミ オリガミを使用してストロボを発光させたところ

パッファー

 さらに、6月発売予定の新製品もPIE2009で初めて発表。

 ひとつは、薄く折り畳める「スフィア コラプシブル」。柔らかい素材でできたスフィアといった外観で、スペースを取らないものを求める声に応えて開発したとのこと。

 もうひとつは、コンパクトデジタルカメラなどに装着して使用する「フリップポッド」。枠の部分を掴んで使用することで、縦位置での撮影や動画撮影を行なう際にも安定した操作が可能になるという。


スフィア コラプシブル 円盤状に折り畳める

フリップポッド 四角い枠の部分が可動する
【4月1日】Di866の「フルオート」のキャプションを正しく修正しました。



URL
  ニッシンジャパン
  http://nissin.weblogs.jp/
  フォトイメージングエキスポ2009
  http://www.photoimagingexpo.jp/

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( 本誌:関根慎一 )
2009/03/28 14:33
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