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【PIE2009】「トキナーAT-X 16.5-135 DX」を展示したケンコー

~三脚など新アクセサリーも一堂に出品
会期:3月26日~29日(10時~17時)
会場:東京ビッグサイト東4・5・6ホールおよび会議棟


 ケンコーブースでは、会期直前に正式発表したトキナーのデジタル専用高倍率ズームレンズ「AT-X 16.5-135 DX」を展示。量産試作機だが、実際に操作を試すことができる。発売はニコン用が4月下旬、キヤノン用が6月中旬。価格は8万4,000円。高倍率レンズながら、広角側を重視した設計で35mm判換算の画角は約24.6~202.5mm相当(1.5倍換算)、約26.4~216mm相当(1.6倍換算)となっている。


AT-X 16.5-135 DX(量産試作機) 望遠端にズームしたところ

 そのほか、カメラバッグ、三脚、撮影関連アクセサリーなどの新製品を数多く出品していた。


ケンコーブース

●スリック

 スリックでは、20kgの耐荷重をもつ三脚「スーパーボールヘッド20+スーパープロフェッショナル20」を参考出品。ビデオカメラ用三脚と同様のダブルシャンク構造を採用した。発売時期と価格は未定。雲台は一般的な自由雲台よりかなり大きめのものを採用している。石突がスパイクになっているほか、ステーも備える。


スーパーボールヘッド20+スーパープロフェッショナル20 かなり大きめの雲台を装備する

 また、グッドマンデジタルをベースにしたローアングル対応三脚を参考出品。分割センターポールエレベーターモデルと、ギア式エレベーターモデルがあり、いずれも、3本のステーの位置がそれぞれ自在に移動するため、3本の脚を違った角度に開脚することも可能。


センターポール分割モデル(左)と、ギア式エレベーターモデル

分割センターポールモデルは、センターポールを途中から外すことでローアングルに対応 こちらはギア式エレベーターモデル。いずれもステーのロックはレバー式

 動画撮影対応のデジタル一眼レフカメラ向けの3ウェイ雲台も参考出品していた。ビデオカメラ用雲台のように滑らかな動きを実現した。溝のあるディスクの間に粘性のあるオイルを充填した方式(オイルダンパー)を採用。参考出品した雲台ではチルト方向のみオイルダンパーが搭載してあった。デジタル一眼レフカメラの重量バランスの関係で、雲台を緩めたときにカメラがお辞儀をしてしまうのを防ぐ意味もあるという。要望が多ければ、水平(パン)方向へのオイルダンパー搭載も検討したいとのこと。


動画対応3ウェイ雲台(中型)。35mmフルサイズまたは、APS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラ向け 同小型モデル。マイクロフォーサーズ機に適する

雲台部分の円形の部分にオイルダンパーを収めた

 レンズサポーターも発売未定の参考出品モデル。三脚の脚パイプに取付けることで望遠レンズなどの先端を支え、ブレを軽減するアクセサリー。アームは伸縮タイプになっている。


レンズサポーター。先端がY字型になっており、望遠レンズを支えることができる 三脚の脚を挟んで固定する。ポールの角度は自由に変えられる

ポールは、レバーロック式で伸縮可能

 そのほか、スリックブランドの新三脚やアクセサリーなども展示した。


“鉄っちゃんバー”こと「マルチアームIII」。カメラを2台搭載できる。パイプの左側にはさらに雲台を装着可能。発売は5月 新たにクイックシュー式になった。左右の回転もできる

カメラを三脚からさらに伸ばした位置にセットできる「スライディングアーム。同じく5月に発売する

カーボン723EX。石突のスパイクやソフトグリップなどを省略し低価格化を図った3段モデル。価格は5万2,500円。4月に発売する。4段モデルや自由雲台モデルも同時発売する エレベーターを廃して軽量化を図ったULTRA1シリーズのカーボン三脚「UL-113カーボン3WAY」空転防止機構などを新たに備えた。4月発売で、4段モデルもラインナップする

アルミ、マグネシウム、チタンからなる軽量合金「AMT」を採用したモデル。雲台がクイックシューになったほか、センターポールが分割式になった。左は4段の「プロ250DX III」、右は3段の「プロ200DX III」。ともに3月中旬の発売

●アスカ

 アスカブランドでは、フォトビューアとデジタルフォトフレームを参考出品していた。いずれもケース内の展示のため、手に取ることはできない。


Tripper VL32G Tripper DPF(仮称)

 フォトビューア「Tripper VL32G」は、2009 International CESで試作品を展示していたもの。RAW簡易現像機能やトリミング機能などを備えるという。32GBのフラッシュメモリを内蔵する。またメモリ容量1GB製品もラインナップする。価格は未定だが、2009年夏頃に発売したいとしている。

 デジタルフォトフレームは「Tripper DPF」(仮称)として出品。一見、7型のデジタルフォトフレームだが、本体の正面上部中央にカメラを内蔵。防犯カメラ的な使用方法を想定している。また、カメラを省略した通常のモデルも用意するという。いずれも価格は未定。フォトビューアと同様、2009年夏頃には発売したいとしている。


●カメラバッグ

 ケンコーが取り扱うカメラバッグのうち、アオスタ、タムラック、プロ1D2の新製品を展示していた。

 アオスタは帆布バッグで知られるブランド「シライデザイン」と共同開発した製品。小型三脚の収納部を備える。参考出品だが、近日発売予定とのこと。


バックパックの「アオスタSDリュックM」。左はグリーン、右はベージュ 小型三脚の収納部を設けている

内部

同じくシライデザインとの共同開発バッグ「アオスタSDショルダーM 内部。こちらも、小型三脚の収納ポーチが付く

 タムラックではリュックタイプの「3385」などを展示。3385は側面からも内部にアクセスできる「デュアルアクセス」と呼ばれる開閉機構を備えた。ノートPCも収納できる。


タムラックのノートPC対応バックパック「3385」。2009年春発売 上気室

PC収納部 下気室には側面からもアクセスできる

下気室

 ケンコーブランドの「プロ1D2」も新モデルを展示。その中の一つ「プロ1D2 RK-ML」は2気室タイプの中型バックパック。上下気室をつなげることもできる。


プロ1D2 RK-ML。5月上旬の発売予定 上気室

下気室

こちらもプロ1D2シリーズの新製品。スリムタイプのバックパック。左は「プロ1D2 RK-MS」、右はさらにスリムな「プロ1D2 RK-S」

●そのほか


7型の新液晶パネルを採用したデジタルフォトフレーム「KDF-072」。近日発売の予定 デジタルカメラに合わせたコンセプトの単体露出計「KFM-2200」もケース内に展示

米JOBYの多関節ミニ三脚「ゴリラポッド」の新モデル「フォーカス」。アルミ合金製で固定強度を向上させた製品 一眼レフカメラの固定も可能という

ゴリラポッドの新色「オレンジ」も展示 撮影時の絞り値表示を実際の表示に合わせることが可能な「DGX」タイプのテレコンバーターも展示。2009年夏の発売を目指している

メッツ(Metz)のワイヤレスリングストロボ「15 MS-1 digital」。近日発売予定となっている レンズベビー用のワイドコンバージョンレンズ。近日発売の予定だが、価格は未定

ベネトンのカメラポーチが勢揃いしていた。展示しているのは試作品。発売は6月 カラフルなデザインが特徴

3月下旬に発売する高級フィルター「ゼータ」(Zeta)シリーズ。新開発のコーティングで反射低減を図った ドイツの高級写真用フィルター「B+W」。価格は未定だが2009年春に発売する。枠に真鍮を使用しており、金属製鏡胴とのなじみがよいとのこと


URL
  ケンコー
  http://www.kenko-tokina.co.jp/
  トキナー
  http://www.tokina.co.jp/
  スリック
  http://www.slik.co.jp/


( 本誌:武石 修 )
2009/03/26 22:33
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