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【PMA09】レンズベビーを超広角にするワイコンが登場

会期：2009年3月3日～3月5日(現地時間)
会場：米国ラスベガスコンベンションセンター


■ 0.42倍のワイコンを発表したレンズベビー

　米国のLENS BABY社はPMA09で、「LENSBABY COMPOSER」（レンズベビーコンポーザー）用のワイドコンバージョンレンズを出品した。米国では80ドルで販売している。日本での発売は未定。


レンズベビー社の展示ブース ワイコン単体。軽くつまみ上げられるほど小さい

交換光学ユニットを装備したLENSBABY COMPOSER。ワイコンの取り付けは、交換光学ユニットのネジ溝を使う ワイコンを取り付けた状態。手で押さえることなく超広角でのティルトが可能

　フォトキナ2008でお目見えし、日本でも12月に出荷が始まったLENSBABY COMPOSER用の0.42倍ワイドコンバージョンレンズ。製品名は「The 0.42x Super Wide Angle Conversion Lens」。

　LENSBABY COMPOSERの画角は35mm判換算で50mm相当なので、0.42倍を装着することで、21mm相当の画角が得られる。最短撮影距離は、装着レンズの前面から7cm。

　別付けの交換光学ユニットに設けられたフィルター装着部にねじ込んで使う。LENSBABY COMPOSERからロック機構や指での保持を必要とせず撮影できるようになったが、ワイドコンバージョンレンズをつけたときも同様の操作で絵作りが楽しめる。

　なお、LENSBABY COMPOSERには0.6倍のワイコンも純正で存在する。1.6倍のテレコンバージョンレンズとのセット商品で、画角はそれぞれ30mm相当、80mm相当になる。価格は90ドル。


■ 主力製品をアピールしたタムロンとトキナー

　タムロンは、キヤノン用を3月3日に発売したばかりの「SP AF 10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]」を出品。例年通り、説明員に頼むと自由に手にとれる上、来場者のカメラボディにも装着できる。


SP AF 10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]

　SP AF 10-24mm F3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]は、APS-Cサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ専用の超広角ズームレンズ。この種の製品としては、従来の製品にない焦点域の広さが特徴となっている。キヤノン用のほか、ニコン用が2008年9月に発売済み。

　最短撮影距離は0.24m、最大撮影倍率は1:5.1。望遠側での最大撮影倍率はクラス最大という。絞り羽根は7枚。77mm径のフィルターも装着もできる。

　また、主力の高倍率ズームレンズ「AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] Macro」も出品。パネルなどで存在をアピールしたほか、加振台による手ブレ補正機構「VC」の効果を見せるデモを行なっていた。


AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] Macro 手ブレ補正機構「VC」をオン/オフするスライドスイッチを装備

カメラを揺らしてVCの威力を見せるデモ 来場者にはおなじみの円弧を描くタムロンブースのカウンター

　トキナーはカウンターとケース内に、現行製品すべてを網羅。説明員に2008年2月発売のAT-X 116 PRO DXを所望する人が多いとのことで、人気のほどがうかがえた。

　なお、フォトキナ2008でトキナーが参考出品した「AT-X 16.5-135mm F3.5-5.6 DX」の展示はなかった。


ズーム全域F2.8の超広角ズームレンズ「AT-X 116 PRO DX」 トキナーレンズの最新モデルが超広角ズームレンズの「AT-X 124 PRO DX II」

■ 関連記事
・ タムロン、「10-24mm F3.5-4.5 Di II」キヤノン用の発売日を決定（2009/02/24）
・ タムロン「AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical [IF] Macro」（2009/01/28）
・ ケンコー、「レンズベビーコンポーザー」を12月に発売（2008/11/27）
・ トキナー「AT-X 124 PRO DX II」（2008/10/29）
・ ケンコーはトキナーの「16.5-135mm F3.5-5.6」を参考出品（2008/09/26）
・ PMA09関連記事リンク集（2009/03/04）


（ 本誌：折本幸治 ）
2009/03/05 18:31
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