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オリンパス、2009年3月期は450億円の赤字に下方修正


 オリンパスは6日、2009年3月期の連結業績予想を下方修正した。

 前回予想(2008年11月6日)から売上高を7.1%減の9,800億円(前年同期比13.2%減、以下同)、営業利益を65.8%減の250億円(77.8%減)、純利益は190億円の黒字から450億円の赤字(前年は579億6,900万円の黒字)にそれぞれ見直した。第4四半期の経営環境が一層厳しく推移するとの見方から、大幅な下方修正を行なった。なお、2008年3月期は売上高、営業利益、純利益とも過去最高を記録していた。

 同日発表した2008年度第4四半期の連結業績は売上高7,541億8,500万円(10.5%減)、営業利益299億4,500万円(67.3%減)、純損失276億7,200万円(前年同期は516億5,300万円の黒字)。売上げ面では医療事業が堅調だったものの、景気減速と円高の影響で映像事業、ライフサイエンス事業、情報通信事業などが不振で減収に。営業利益は円高、映像事業の減収および、英医療機器会社ジャイラスとの経営統合やそのほかの連結子会社に関する償却費用が増加し、減収となった。

 デジタルカメラを含む映像事業は売上高1,885億6,900万円(25.6%減)、営業利益36億9,500万円(88.4%減)。コンパクトデジタルカメラ「μ」シリーズや、防塵防水、耐衝撃機能を備える「μ・SW」シリーズの販売が好調に推移したが、景気悪化によるデジタルカメラ全体の販売台数が落ち込みで減収となった。また、減収要因として円高とデジタルカメラの販売台数減を挙げている。

 デジタルカメラの売上高は1,726億6,000万円(25.9%減)だった。通期では2,010億円(31.5%減)を見込む。

 医療事業は売上高2,898億4,300万円(13.6%増)、営業利益は542億5,900万円(27%減)。ライフサイエンス事業は売上高880億円8,800万円(5.9%減)、営業利益25億6,300万円(47.4%減)情報通信事業は売上高1,374億1,200万円(28%減)、営業損失は2億6,900万円(前年同期は8億3,600万円の黒字)。その他事業は売上高502億7,300万円(0.5%増)、営業損失96億4,100万円(前年同期は17億4,600万円の黒字)となった。



URL
  オリンパス
  http://www.olympus.co.jp/
  業績予想の修正および配当予想の修正に関するお知らせ
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/tes/2009/
  2009年3月期 第3四半期決算情報
  http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/2009/

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( 本誌:武石 修 )
2009/02/06 20:39
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