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カシオ、デジタルカメラは苦戦も中間期は増益に


 カシオ計算機株式会社は7日、2008年度第2四半期(累計)の連結業績を発表した。売上高は2,723億9,800万円(前年同期比7.4%減、以下同)、営業利益は182億1,100万円(32.5%増)、純利益は97億2,200万円(77.5%増)。世界市場での競争激化による価格低下で減収となる一方、収益体質の強化などで増益となった。

 デジタルカメラを含むコンシューマー部門は、売上高999億円(7.3%減)。「EXILIM ZOOM EX-Z300」や「同EX-Z250」などコンパクトデジタルカメラを投入したが、消費低迷の影響で減収となった。コンシューマー部門を含むエレクトロニクス機器事業全体の売上高は2,371億円(2.2%減)、営業利益は211億円(18.7%増)だった。

 なお通期の連結業績を、5月1日発表の予想から下方修正した。売上高は500億円減の5,800億円(6.9%減)、営業利益は170億円減の300億円(20.5%減)、純利益は95億円減の135億円(10.8%増)を見込む。世界的な景気後退を背景に、クリスマス商戦が低調に推移すると判断。そのほか、単価下落や原材料価格の高騰などを理由に挙げている。



URL
  カシオ
  http://www.casio.co.jp/
  決算報告
  http://www.casio.co.jp/ir/library/
  業績予想の修正に関するお知らせ(PDF)
  http://www.casio.co.jp/release/2008/pdf/081107release.pdf

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( 本誌:武石 修 )
2008/11/10 17:02
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