カシオ計算機株式会社は1日、2008年3月期(2007年4月1日~2008年3月31日)の連結決算を発表した。売上高は6,230億5,000万円(前期比0.4%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は377億5,300万円(21.5%減)、純利益は121億8,800万円(51.5%減)の増収減益となった。
事業別ではエレクトロニクス機器が売上高5,266億円(0.1%減)、営業利益465億円(13.6%減)。デジタルカメラ、電子辞書、時計が好調で、携帯電話でもEXILIMケータイやWoooケータイがヒットしたが、前期に携帯電話が競争激化や部材調達不足で不振だったのが影響した。
デバイスその他事業は、TFT液晶の単価下落、フィルムデバイス事業の譲渡により、売上高963億円(3%増)、営業利益はマイナス32億円となった。
2009年3月期9通期は、デバイスその他事業の環境が回復傾向にあること、デジタルカメラや時計、電子辞書の拡大を図ることなどから、売上高6,300億円(1.1%増)、営業利益470億円(24.5%)、純利益は230億円(88.7%増)を予想する。デジタルカメラでは、高速連写機能を備えたEXILIM PRO EX-F1をベースとして進化モデルを加え、ラインナップを展開する。
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カシオ
http://www.casio.co.jp/
IR情報
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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/05/01 18:45
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