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フォトイメージングエキスポ2009の概要を発表

~オーガーナイザーは凸版印刷に

 写真関連4団体は2日、都内で「フォトイメージングエキスポ2009」(PIE2009)の概要発表会を開催した。

 フォトイメージングエキスポ2009は、アジア最大規模の写真・映像関連イベント。会場は前回に引き続き東京ビッグサイト東4、5、6ホールで行なう。会期は2009年3月26~29日。開催時間は10時~17時。入場料は一般が1,000円、学生と事前登録者の入場は無料。

 主催はカメラ映像機器工業会、日本写真映像用品工業会、日本カラーラボ協会、写真感光材料工業会の4団体。オーガナイザーは凸版印刷が担当する。

 PIEは、4団体が個別に開催していた「日本カメラショー」、「フォトアクセサリーショー」、「フォトエキスポ」、「ラボシステムショー」を統合し、2005年にフォトイメージングエキスポとして開催したイベント。今回で5回目。


来場者数の拡大はビジネスチャンスの拡大

凸版印刷の櫻井圭介氏
 発表会では、オーガナイザーを務める凸版印刷の櫻井圭介氏が、PIE2009の概要について説明した。

 まず、PIE2009で重視する3つのコミュニケーションである「BtoC」、「BtoBtoC」、「BtoB」に対するイベント展開の方針を挙げた。「コンシューマーイベントは、PIE2007、2008で行なってきたイベントの内容を一新した」とし、「あくまでもBtoC向けのイベントではあるが、その中にビジネスチャンスを発見できるような場にしたい」と意気込みを語るとともに、「一般の方だけでなく、プロの写真家にもアピールしていきたい」と述べた。


デジタルカメラ市場規模の拡大は、PIE来場者拡大の可能性につながる AV関連企業へも参加を呼び掛けているという

 PIE2009のキーワードである「『撮る』『見る』『つながる』フォトイメージングは新たな領域へ」についても言及した。

 「撮る」と「見る」という既存の写真市場を基本に、「デジタル化によって枠が広がるようなイメージで「つながる」ことで、新たな写真の楽しみ方を誰もが楽しめるイベントにしたい」と語った。

 コンシューマの拡大がビジネスチャンスの拡大に繋がるとの考えから、従来からのコアターゲット層はもちろん、新しい世代や、趣味で写真を楽しむ層だけでなく、日常生活で写真を楽しむ一般の来場者層にも訴求していくという。

 規模の目標として、総来場者数をPIE2008の実績3万3,646人に対して5万人、総出展社数130社に対して200社、総出展小間数1,000小間を目指している。なお、より正確な来場者数を把握するため、今回から来場者数の集計方法を変更し、受付登録者数を集計するようにした。


写真のデジタル化は、ネットワークを介した新たなフォト・コミュニケーションの世界を構築しつつある 一般層やプロフォトグラファーなど、従来よりも広い層の取り込みに注力するという

 会場の区分けについては、撮る、見る、つながるというキーワードを踏まえて「エンジョイフォトイメージングゾーン」、「フォトアクセサリーゾーン」、「プロフェッショナルフォトゾーン」の3つを用意する。前回は海外出展社専用のゾーンがあったが、今回はニーズごと3つの中のいずれかに振り分ける。

 2008年度中にポータルサイトの立ち上げも行なう。双方向で情報を受発信できるサイトになる予定だとしている。

 プログラム展開については、写真業界に限らず、様々な業界の著名人を招いた講演や、個展用のスペースを用意するほか、プロ向けのセミナーを強化するなど、来場者のニーズに応じたイベントを多く計画している。

 さらに、専門誌、写真関連メディアとの連携を強化するとともに、学生や教育機関との連携も図る。


メディアなど各方面との連携を強化 グループ展などより多くの層に向けたイベントを企画中


URL
  PIE2009公式サイト
  http://www.photoimagingexpo.jp/

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( 本誌:関根慎一 )
2008/09/03 13:06
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