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フォトイメージングエキスポ2008の概要が決定

~ステージイベントを充実、高校生以下は入場無料に

 写真関連4団体は2日、都内で「フォトイメージングエキスポ2008」(PIE2008)の概要発表会を開催した。

 フォトイメージングエキスポ2008は、アジア最大級の写真、映像関連ショー。会場は東京ビッグサイト東4、5、6ホール。会期は2008年3月19~22日。開催時間は10時~17時。入場料は一般が1,000円。インターネット事前登録者、前売り券、学生、割引券持参者や750円。高校生以下は無料。


右からカメラ映像機械工業会事務局長の平野隆之氏、写真感光材料工業会専務理事の栗田泰氏、日本カラーラボ協会専務理事の秀孝四郎、日本写真映像用品工業会専務理事の佐藤幸男氏、フジサンケイビジネスアイ常務取締役事業局長の小澤昇氏
 主催は前回同様、カメラ映像機械工業会、写真感光材料工業会、日本カラーラボ協会、日本写真映像用品工業会。オーガナイザーは、引き続きフジサンケイビジネスアイが担当する。

 PIEは4団体が個別に開催していた写真関連ショウを統合したもの。初開催は2005年。今回のPIE2008で4回目となる。PIE2008では、新たに、アクティブステージゾーンやニュービジネスゾーンを設けるなど新しい提案を行なう。

 なお同日、PIE2008公式Webサイトをオープンした。


女性、若者、ファミリー層の取り込みを図る

フジサンケイビジネスアイの武藤和洋氏
 フジサンケイビジネスアイの武藤和洋氏がPIE2008の開催概要について説明した。

 会期は、前回日曜日まで行なっていたものを水、木、金、土曜に開催し、木曜日の祝日を挟む形とした。前回は最終日の開催時間が16時までだったが、今回はすべての日程で17時まで行なう。

 会場は前回同様東京ビッグサイトだが、PIE2007では西ホールとアトリウムの2フロアだったため、来場者の行き来の面で不便があった。今回は東ホールの1フロア体勢とし出展社、来場者の利便性向上を図った。実質的なフロア面積は、前回より若干増えるという。


PIE2008は東4~6ホールで開催する 会場内のレイアウトイメージ

 入場料については、無料枠を前回の中学生以下から高校生以下に拡大。高校生の入場者増を図る。

 PIE2008では「ビジネスショウとしての領域拡大」、「コンシューマーショウとしての来場層の拡大」、「国際化の推進」、「写真映像文化の訴求」の強化を図るとした。

 ビジネスショウとしての側面を強化したいとの考えから、写真関連団体、協賛団体との連携を強化し、ビジネス系ユーザーの来場促進を図る。また、ゾーニングでは、ニュービジネスゾーンを新設。写真業界をコアとした印刷、動画、IT、ネットワークなど、写真と関わりのある分野の企業出展を狙う。

 コンシューマーショウとしての来場層拡大については、Webを使ったプロモーションをメインに展開し、特に女性、若者、ファミリー層の集客を強化する。カルチャースクールやメーカーの実施する写真教室とのタイアップなどを企画するほか、団塊世代をターゲットにした旅行会社との連動企画なども計画している。


アクティブステージゾーンとニュービジネスゾーンを新設 来場者に向けたPRプラン。Webでの宣伝を中心に展開する

 また、騒音規制を緩めに設定したアクティブステージゾーンを新たに設け、ステージパフォーマンスをメインに行なうことが可能になる。比較的静かなセミナーなどと混在しない様に分離を図るのが目的で、展示コマ数20以上の出展社に対して出展検討を依頼しているという。

 武藤氏は、前回のアンケート結果を提示し、10代および20代の来客をさらに増やしたいと述べた。また、前回14.5%だった女性客の割合を、20%まで引き上げたいとした。

 「前回、午前中の特定時刻に大きな混雑が見られた」(武藤氏)ことの反省を受け、ストレス無く入場できるよう、簡易な入場方法なども検討しているという。

 国際化については前回14コマだったが、今回は30社、50コマの海外企業の出展を目指すとした。

 PIE2008のテーマは「体感! 写真の力、映像の未来」で、前回と同じ。武藤氏はその理由を、「このテーマをさらに推進していくため」と説明した。

 入場者目標は、前回実績を約900人上回る12万人とした。武藤氏は、「最低目標として設定したもの」とし、「まず、12万人を達成したい。そのあとで、どれだけ上積みできるかと考えている」と抱負を述べた。


PIE2007の職業別、世代別、男女別割合 武藤氏は、「高い割合で来場者に関する目的は達成している」とコメント

PIE2007の出展社アンケート 多くの出展社が目的を達成できたと答えており、次回も出展したいと回答している

映像ライフの楽しさを世界に発信

日本写真映像用品工業会専務理事の佐藤幸男氏
 主催者を代表して挨拶した日本写真映像用品工業会専務理事の佐藤幸男氏は、「4回目を迎えるPIEは『体感! 写真の力、映像の未来』をテーマに、写真文化の発展と、映像ライフの楽しさを世界のユーザーに発信していく。また、時代を先取りした最先端の商品、技術情報を世界のビジネスシーンに提供する」と述べた。

 出展規模は200社および団体で、合計1,000コマを目指すとした。「従来の経験を生かし、来場者と出展社双方に喜んでもらえるように準備を進めている」とした。

 佐藤氏は、「PIE2008は、進展著しいフォトイメージングのさらなる発展に必ず寄与するものと確信している」と締めくくった。



URL
  PIE2008公式サイト
  http://www.photoimagingexpo.jp/top.php

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( 本誌:武石 修 )
2007/07/02 20:56
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