ソニーは29日、2008年度第1四半期(2008年4月1~2008年6月30日)の連結業績を発表した。売上高は1兆9,790億円(前年同期比0.1%増、以下同)、営業利益は734億円(39.5%減)、純利益は350億円(47.4%減)。エレクトロニクス分野の価格競争激化により減益となった。
デジタルカメラを含むエレクトロニクスは、売上高1兆4,391億円(0.7%増)、営業利益444億円(57.2%減)。全地域で液晶テレビ「BRAVIA」の販売増で増収となったが、他社との競争が激化したサイバーショットとハンディカムに加え、単価下落の影響を受けたVAIOにより減益となった。
なお、欧州ではデジタル一眼レフカメラ「α」が増収要因となっている。サイバーショット出荷台数は、通期で前年比10.6%増の2,600万台を見込む。
これ以外の分野では、ゲームが売上高2,296億円(16.8%増)、営業利益54億円(前年同期は292億円の損失)。映画が売上高1,596億円(31%減)、営業損失83億円(前年同期は46億円の利益)。金融が売上高1,830億円(1%減)、営業利益306億円(9.4%減)。その他が売上高921億円(9.5%増)、営業利益67億円(24.3%減)。
通期の見通しは、エレクトロニクス分野の事業環境を5月時点の予想より慎重な見方に修正したことなどで、売上高9兆2,000億円(前年比4%増、以下同)、営業利益4,700億円(1%減)、純利益2,400億円(35%減)。
■ URL
ソニー
http://www.sony.co.jp/
2008年度第1四半期連結業績のお知らせ(PDF)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/financial/fr/08q1_sony.pdf
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( 本誌:武石 修 )
2008/07/29 17:37
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