株式会社タムロンは2日、2008年12月期第1四半期(1月1日~3月31日)の連結決算を発表した。これによると売上高は125億3,900万円(前年同期比17.4%減、以下カッコ内は同じ)、営業利益は8億9,500万円(53.7%減)、純利益は6億4,000万円(50.1%減)。レンズ関連の売上減少、円高ドル安などの影響により、減収減益となった。
交換レンズを含む写真関連事業は、売上高56億8,100万円(0.8%減)、営業利益7億4,400万円(44.7%減)。OEMは好調だったが、北米、欧州でタムロンブランドの交換レンズの売上が伸び悩んだ。
コンパクトデジカメ用レンズユニットを含むレンズ関連事業は、売上高43億8,400万円(40.6%減)、営業利益2億1,300万円(74.3%減)。デジタル一眼レフの低価格化の影響を受けて「ネオ一眼」向けレンズユニットが減少したほか、新機種切り替え時期にあたったため、コンパクトデジカメ用レンズユニットが減少した。
特機その他事業は売上高24億7,300万円(19%増)、営業利益3億7,100万円(208.1%増)。セキュリティー向けのCCTVカメラ用レンズが好調だった。
第1四半期業績はおおむね計画通りとしており、通期予想は前回予想から据え置いて、売上高695億円(1.9%増)、営業利益92億円(4.7%増)、純利益61億円(27.8%増)としている。
■ URL
タムロン
http://www.tamron.co.jp/
決算概要(PDF)
http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/2008/0502.pdf
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( 本誌:田中 真一郎 )
2008/05/02 17:18
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