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ペンタックス、31日付でHOYAと合併


 ペンタックス株式会社は、31日付でHOYA株式会社と合併したと発表した。2007年10月の合併締結発表に即したスケジュールで、既報の通り、合併後も各製品分野でのペンタックスブランドは存続する。

 修理受付窓口やユーザー拠点のペンタックスフォーラムにも変更はない。本社も東京都板橋区のままで、引き続き2009年度の新卒採用も行なっている。
 
 31日現在、ホームページのURLを「http://www.pentax.co.jp/」から「http://www.pentax.jp/」に移行するとともに、トップページに「合併のお知らせ」と題するメッセージを掲げている。「PENTAXブランドのもと、各事業部がよりいっそうご満足いただける商品やサービスの提供を目指す」との内容。

 2006年12月、ライフケアという共通市場を持つHOYAとペンタックスは、事業ブランドを残したままでの経営統合に合意。しかし4月には「社内事情及び株主を含む社外事情を総合判断した結果」(ペンタックス)、合意書にある10月1日を期日とする合併を断念した。

 その後、HOYAが1株770円でのTOBを持ちかけたものの、ペンタックスは独自再建案として中期経営計画を発表し、HOYAとの統合なしでの再建を訴えた。しかし市場の支持が得られず、TOB実施と完全子会社化に対する合意を了承。経営統合をすすめてきたとされる浦野文男氏が退き、取締役上級執行役員コンポーネント事業本部長の綿貫宜司氏が同職に就任している。

 HOYAがペンタックスのTOB完了を報告したのが2007年8月7日。経営統合案に始まった一連の騒ぎが収束し、ペンタックス株式は東証から上場廃止。ペンタックスはHOYA傘下の子会社となった。



URL
  ペンタックス
  http://www.pentax.jp/
  HOYA
  http://www.hoya.co.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2008/03/31 18:15
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