タムロンは31日、2007年度12月期の第3四半期決算(2007年1月1日~9月30日)を発表した。売上高は506億4,500万円(前年同期比11.5%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は67億6,000万円(33.6%増)、純利益は36億9,600万円(16.4%増)。
一眼レフカメラ用交換レンズを含む写真関連事業は、売上高180億2,000万円(56.1%増)、営業利益37億3,800万円(114.5%増)と大幅な増収増益となった。デジタル一眼レフカメラ市場の拡大に伴い、「AF 18-250mm F3.5-6.3 Di II」(Model A18) をはじめとする高倍率ズームレンズの販売が好調に推移したため。
レンズ関連事業は、売上高269億4,100万円(1.9%増)、営業利益38億3,500万円(8%減)。主力のコンパクトデジタルカメラ用レンズユニットの販売台数増により、売上は前年同期を上回ったが、販売単価下落の影響で減益となった。
特機その他事業は、売上高56億8,300万円(23.6%減)、営業利益4億5,800万円(5.5%増)。CCTVカメラ用レンズが堅調だった一方、リアプロジェクションテレビ市場の衰退をうけ、プロジェクター用レンズユニットが不振だった。
なお通期の業績予想は、8月6日発表の見通しを据え置く。売上高674億円(5.8%増)、営業利益86億円(29.8%増)、純利益45億円(11.7%増)を見込む。
■ URL
タムロン
http://www.tamron.co.jp/
財務・業績の概況(PDF)
http://www.tamron.co.jp/investors/pdf/20071031.pdf
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( 本誌:武石 修 )
2007/10/31 18:12
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