有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は11日、1月30日に発表した2007~2009年のデジタルカメラおよび交換レンズ出荷見通しを改訂した。
2007年のデジタルカメラの総出荷は、前半7カ月の実績が数量ベースで前年比28.2%の伸びを示した。品目別ではレンズ交換式デジタル一眼レフカメラが前年比67.3%増、レンズ一体型デジタルカメラが同25.6%増となった。これを受け、1月に発表した2007年のデジタルカメラの総出荷見通しを、前年比7.5%増の8,487万台から同11.8%増の9,362万台に上方修正した。
併せて、2008年の総出荷見通しを前年比4.3%増の8,853万台から同7.1%増の1億30万台に、2009年の見通しを前年比2.5%増の9,071万台から同3.6%増の1億395万台にそれぞれ修正した。
国内出荷は、1月の発表で2007年から前年割れとなる予測を発表していたが、今回の修正で2008年まではプラス成長、2009年に前年割れに転じるとの見通しを明らかにした。
一方、一眼レフ用交換レンズの出荷数量は、前半7カ月の実績が前年比64.9%増と、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラの好調な出荷に連動して増加。このため、2007年の一眼レフ用交換レンズ総出荷を、前年同期比9.1%増の955万本から同33.4%増の1,167万本に上方修正した。
また、2008年の総出荷見通しを前年比5.5%増の1,007万本から同12.4%増の1,312万本に、2009年の見通しを前年比3%増の1,037万本から同7.7%増の1,413万本にそれぞれ上方修正した。
交換レンズの国内出荷数量は、見通しを発表している2009年までプラス成長を見込んでいる。
■ URL
CIPA
http://www.cipa.jp/
ニュースリリース(PDF)
http://www.cipa.jp/data/pdf/070911.pdf
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( 本誌:武石 修 )
2007/09/11 17:12
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