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【PIE2007】ケンコー、ATPの高速CFやデニム地のカメラバッグなど



会場:東京ビッグサイト
会期:2007年3月22日~25日


 既報の通り、トキナーおよびレンズベビーブランドで交換レンズを出品しているケンコー/トキナー/スリックブース。そのほかにも多方面のジャンルにおよぶブランドを擁している。ここでは、交換レンズ以外の製品を紹介する。


三脚・雲台

 スリックブランドからは、DIN規格準拠のクイックシューを採用した3ウェイ雲台「SH-806E」と、「カーボンマスター813PRO II」の組み合わせを参考出品として展示していた。発売時期、価格は未定。


参考出品のカーボンマスター。脚部は813PRO II
DIN規格のクイックシューを装備

クイックシューを取り外したところ
クイックシュー裏面

 クイックシューにおけるDIN規格は、雲台への取り付け部などを共通化するもの。国内では対応製品があまり普及していないという。

 また、PMA07で発表したフリーターン雲台装備の軽量三脚「PRO330EZ」も参考出品していた。「PRO330DX」に、フリーターン雲台「SH-707E」を組み合わせたもの。フリーターン雲台は1ハンドル+1レバーでカメラの向きをスムーズに変えることができる製品。スリック独自の機構で、2006年12月発売の三脚「グッドマン・デジタル」で本格的に復活を果たした。ユーザーの評価も上々という。

 ブース中央付近でブロニカSQを支えているのが、参考出品のギア式微動雲台。ギアの動きで微調整を行なう2ウェイ雲台で、重量は900g程度と同クラスの製品より軽量。また、高価なイメージのある微動雲台だが、購入しやすい価格を目指すという。発売時期は未定。


PRO330EZ。脚部はAMT合金製のPRO330DX
グッドマン・デジタルと同じフリーターン雲台を搭載

微動雲台も参考出品
精密なアングル調整を体験できる

外部ストロボ

 4月上旬発売予定のMetz製メカブリッツストロボも展示があった。「58AF-1 digital」は、USB端子を備えた製品。ファームウェアのアップデートなどが行なえるという。キヤノン用の「58AF-1 C digital」と、ニコン用の「58AF-1 N digital」を用意する。ガイドナンバーは58。キヤノンのE-TTL/TTL II調光、i-TTL調光などに対応。価格は6万3,000円。

 54MZ-4i digitalは、ホットシューアダプターの「SCAアダプター」に対応したモデル。SCAアダプターを交換することで、各社の調光に対応できる。ガイドナンバーは54。

 価格は、キヤノン用SCAアダプターを同梱した製品と、ニコン用SCAアダプターが付属する製品がそれぞれ6万7,515円。汎用タイプのSCAアダプターが付くモデル(6万60円)も用意する。

 そのほか、同時発売のグリップストロボ「76MZ-5 digital」や「45CL-4 digital」を出品。いずれもデジタルカメラに装着した状態で展示していた。


Metzのメカブリッツストロボを展示。写真は58AF-1 digital
SCAアダプター対応の54MZ-4i digital

SCAアダプター。交換することで各社の調光に対応できる
76MZ-5 digital

45CL-4 digital

記録メディア

 ATP ProMaxブランドからは、「300X ProMax II」と「8GB SDHC」を出品している。どちらも価格は未定。近日にも発売するという。

 300X ProMax IIは、UDMA(Ultra Direct Memory Access)に対応した製品。最大転送速度45MB/secを実現している。容量8GB、4GB、2GBを用意。8GB SDHCはClass 6に対応。現在の国内市場において、8GBはClass 2が一般的。


8GBの300X ProMax II Class 6の8GB SDHC

カメラバッグ

 カメラバッグとして珍しく、素材にデニムを使用した製品。ベネドンブランドの既存製品をベースとし、素材を変更したという。トートバッグの「615」、ショルダータイプの「608」および「605」、リュックタイプの「628」と「625」を近日に発売する。価格は未定。


トートタイプの615 内部。仕切りは丸ごと外せる

ショルダータイプの608 このモデルのみノートPCを収納できる

同じくショルダータイプの605 内部

2気室タイプのリュックも。左から625、628

ゴリラポッド

 米Jobyのgorillapod(ゴリラポッド)もケンコーの取り扱いとなる。会場にはノーマルタイプの「ゴリラポッド」に加え、デジタル一眼レフカメラ+標準ズームレンズを支えることができるという「ゴリラポッドSLR」、デジタル一眼レフカメラ+望遠ズームレンズに対応する「ゴリラポッドSLR-ZOOM」を出品した。

 パイプなどに巻き付けることができる多関節ミニ三脚。SLR-ZOOMを除き、クイックシュー付きの雲台を標準装備する。SLR-ZOOMは、市販の雲台を取り付けて使うことを前提としている。SLR、SLR-ZOOMは近日に発売。いずれもオープンプライス。


左からゴリラポッドSLR-ZOOM、ゴリラポッドSLR、ゴリラポッド
数々のカラーバリエーションも展示。国内発売の予定はない

カラーメーターなど


ケンコーブランドのインクジェット用紙。4月上旬から市場に参入する
光沢面とマット面を両面に採用したタイプも。Lサイズ110枚入りが600円前後

カラーメーターや単体露出計の分野にも3月下旬に参入。写真は国内唯一のカラーメーターKCM-3100。17万8,500円 スポットメーター付きの露出計、KFM-2100。7万3,500円

こちらはスポットメーターなしのKFM-1100。5万400円

デジタルカメラも出品。写真は5月中旬発売の503万画素のDSC50。価格は2万円前後の見込み 金属外装のフルマニュアルカメラ。発売は2007年夏頃。価格は未定。最高シャッター速度1/4,000秒のタイプと1/2,000秒の製品を投入する


URL
  PIE2007
  http://www.photoimagingexpo.jp/
  ケンコー
  http://www.kenko-tokina.co.jp/

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( 本誌:折本 幸治 )
2007/03/23 22:56
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