ニコンは、2006年度3月期第3四半期(2005年10月1日~12月31日)決算を発表した。これによると3四半期累計の売上高は5,357億9,000万(前年比15%増、以下カッコ内は同じ)、営業利益は481億4、700万円(244.3%増)、純利益は238億5,400万円(1.9%増)の増収増益。
好調の要因はデジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、及び半導体ステッパーや液晶ステッパーの好調。カメラ事業を含む映像事業は、コスト削減効果と相まって売上高3,134億円、営業利益295億円と大幅増益になった。第3四半期累計の出荷台数は、デジタル一眼レフが103万台、コンパクトデジタルカメラが545万台の合計648万台。
これにともない、通期予想も売上高7,000億円から7,100億円に、営業利益450億円から530億円に、純利益150億円から180億円に上方修正。デジタルカメラの出荷台数予想も、合計800万台から840万台に上方修正された。
ただし内訳では、コンパクトデジタルカメラが640万台から700万台に上方修正されているのに対し、デジタル一眼レフは160万台から140万台に引き下げられている。さらに、半導体用ステッパーの販売台数予測も、新品が170台から160台に、中古が40台から30台に下方修正されている。
【お詫びと訂正】記事初出時、中古ステッパーの販売予測台数を誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。
■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
平成18年3月期 第3四半期 財務・業績の概況(PDF)
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2006/06_3qf_c_j.pdf
平成18年3月期(06/3)第3四半期業績関係データ
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/profile/ir/finance/pdf/2006/06_3qf_d_j.pdf
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( 本誌:田中 真一郎 )
2006/02/06 16:28
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