オリンパスは8日、2006年度中間期(2005年4~9月)の決算を発表した。これによると売上高は4,762億7,200万円(前年同期比54.3%増、以下カッコ内は同)、営業利益は166億3,700万円(9%減)、純利益は21億6,900万円(67.7%減)となった。
事業分野別では、医療、ライフサイエンス、その他事業が増収増益となったが、デジカメを含む映像事業が売上高1,160億8,800万円(16%減)、営業利益マイナス67億1,900万円(前年同期はマイナス29億800万円)の減収減益となった。
映像事業の不振の理由を同社では、デジカメ市場の競争激化としている。国内では減収、海外では販売台数を維持したものの、高価格帯商品の販売量が減少したとしている。ただし経費削減により、当初見込みよりも営業損失は縮小しているとしている。
このほか情報通信事業も、売上高1,522億6,300万円で、20億3,900万円の営業損失を出している。
通期では、売上高9,700億円(19.2%増)、営業利益560億円(141.9%増)、純利益270億円を見込む。デジタルカメラの競争力強化による収益回復、内視鏡市場の積極的拡大、ライフサイエンス事業の拡大を図るとしている。
■ URL
オリンパス
http://www.olympus.co.jp/
決算短信
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/ir/brief/138pa.cfm
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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/11/08 18:36
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