カシオ計算機株式会社は2日、2006年3月期中間期決算(2005年4月~9月)を発表した。
これによると売上高は2,742億3,000万円(前年同期比2.6%減、以下カッコ内同)、営業利益は197億1,900万円(1%増)、純利益は102億2,600万円(13.1%増)の、減収増益となった。
減収の主な要因は、デバイス事業がTFT液晶の価格下落により前年同期比マイナス54億円となったことと、携帯電話がマイナス43億円となったこと。ただし、いずれも計画通りの推移としている。
デジタルカメラは海外販売台数が35%拡大したことなどにより、60億円の増収となった。
一方、利益に関しては、デジタルカメラ、時計、携帯電話を含むエレクトロニクス事業の利益率が、販売増と原価低減により、7.8%から8.4%に上昇。デバイス事業の利益率低下をカバーした。
下期は売上高3,058億円、営業利益233億円を目指す。内訳はデジタルカメラが90億円増、携帯電話が80億円増、デバイスが70億円増など。とくにデジタルカメラは国内シェアのトップと、海外でのシェア拡大をめざす。
通期見通しは、売上高5,800億円(3.8%増)、営業利益430億円(10.1%増)、純利益230億円(6.8%増)。
■ URL
カシオ
http://www.casio.co.jp/
決算報告
http://www.casio.co.jp/ir/library/results/
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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/11/04 17:09
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