日本郵政公社は1日、「平成18年用お年玉付年賀はがき発売セレモニー」を東京中央郵便局で開催した。今年のゲストはタレントの西村知美さん。生田正治総裁とともに、特設カウンターで年賀はがきの販売を行なった。
平成18年用の総発行枚数は、40億2,000万枚を予定。そのうち、インクジェット紙は22億3,000万枚と年賀葉書中で最も多い。また、昨年に関東地区で試行販売した「インクジェット紙光沢年賀葉書」は「写真用年賀葉書」と改名し、今年は全国の郵便局で販売する。写真用年賀葉書の発行枚数は5,000万枚を予定している。価格は昨年より5円安い60円。
写真用年賀葉書は、染料系のインクジェットプリンタでデジタルカメラの撮影画像などをプリントするのに適しているという。昨年は限定販売ながら約1億枚を発行。関東地区限定から最終的には全国での通信販売も行なった。
なおエプソンは10月31日、自社製の染料系プリンタにおける写真用年賀葉書の対応を発表しており、それによると「EPSON光沢紙」、「フォトプリント紙」、「光沢紙(フォトプリント紙)」など、通常の写真用紙と同じ設定でプリント可能。さらに、最新モデルについては「郵便光沢ハガキ」という用紙設定を設け、写真用年賀葉書の利用をバックアップしている。
セレモニーに出席した生田正治総裁は、「『あなたからも来るとうれしい年賀状』をキャッチフレーズに、受け取る喜びと差し出す喜びを実体験していただけるようがんばりたい」と抱負を述べた。
ゲストの西村知美さんは、来年の干支である戌年生まれということでセレモニーに招待された。「イモ版の出来が良くて自分にも送ってしまったことがある」、「お年玉付年賀葉書ではないハガキで出したとき、切手を貼り忘れてしまった」、「干支の着ぐるみを着た写真など、凝った年賀状を受け取ると『私も負けてられない』と思う」など、年賀状にまつわるエピソードを披露。「手で書くということは、自分の時間を相手にプレゼントするという感覚。オリジナル作品を一人でも多くの人に出してほしい」とメッセージを述べた。
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左から西村知美さん、生田正治総裁
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西村さんは恒例の販売イベントにも参加
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■ URL
郵政公社
http://www.japanpost.jp/
ニュースリリース
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/yubin/050909j201.html
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( 本誌:折本 幸治 )
2005/11/01 12:07
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