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イーソル、組込み用マルチメディアデータ転送プロトコル「MTP」を開発


Photokina 2004のMicrosoftブースで参考展示された、MTP対応デジタルカメラ
 イーソル株式会社は、音楽/動画/静止画の転送プロトコル「MTP(Media Transfer Protocol)」を組み込みシステム向けに最適化した「PrMTP」(仮称)を、11月末に出荷する。

 MTPは米Microsoftが開発した、マルチメディアデータの転送プロトコル。Windows XP以降のOSがインストールされたPCと、デジタルカメラ、携帯電話、携帯音楽/ビデオプレーヤーなどの間で、双方向に画像や音楽データを転送する。専用ソフトウェアや設定、転送のための操作は不要で、対応PCに対応機器を接続するだけでデータの転送が可能になる。

 MTPは、現在、デジタルカメラやプリンタで採用されている画像転送プロトコル「PTP」の上位互換規格となっている。PTPと比べて、転送速度や機能が向上し、静止画以外のデータも扱えるように拡張されているほか、WMAの著作権保護技術にも対応している。

 2004年9月に開催されたPhotokina 2004ではMicrosoftがMTPについて発表し、キヤノンとニコンが対応を表明した。Photokinaでは、画像の転送のほか、PCからカメラのシャッターを切る操作などがデモンストレーションされた。

 なお、MTPはデータの転送手順の規格であり、通信方式は規定されていない。イーソルのPrMTPは、当初はUSBをサポートし、来春にはTCP/IPと無線LANをサポートする。



URL
  イーソル
  http://www.esol.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.esol.co.jp/company/press/emb_press050909.html

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【Photokina 2004】Microsoft、デジカメとPCの接続規格「MTP」をデモ(2004/09/30)


( 本誌:田中 真一郎 )
2005/09/09 14:17
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