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コニカミノルタ、2005年4~6月期は減収増益

~フォトイメージング事業の損失が縮小

 コニカミノルタは3日、2005年4~6月期(第1四半期)決算を発表した。

 これによると売上高は2,440億円(前年同期比7%減、以下カッコ内は同様)、営業利益は181億円(7%増)、純利益は73億円(1%増)の、減収増益となった。

 事業別では、写真感材、デジタルカメラなどを含むフォトイメージング事業が、売上高が509億円(32%減)、営業利益がマイナス7億円。

 写真感材の環境悪化が厳しく、前年同期比の販売数量がカラーフィルムは30%減、デジタルミニラボは40%減、印画紙が26%減となっている。またカメラ事業は、デジタル一眼レフを初めとする高付加価値商品に絞り込み、数量やシェア拡大ではなく、適正規模への縮小を図る構造改革を進めたため、コンパクトデジタルカメラの前年同期比販売数量は23%減となった。

 したがって、売上高の減少幅か大きいものの、営業利益は前年同期のマイナス20億円から大幅改善となった。

 光学デバイス、電子材料などを含むオプト事業は、売上高251億円(7%増)、営業利益36億円(7%減)。光ピックアップレンズの販売数量が前年同期比7%減となったが、液晶材料が32%増、ガラス製HDD基板が43%増とカバーした。

 複写機、プリンタなどを含む情報機器事業は売上高1,378億円(4%減)、営業利益143億円(4%減)。自社ブランドカラープリンタが販売数量80%と伸張したが、OEMの大幅減などにより、カラープリンタ全体では35%減となった。

 医療、印刷用製品などのメディカル&グラフィック事業は、売上高386億円(16%増)、営業利益19億円(53%増)。デジタルX線画像撮影装置などが好調に推移した。

 計測機器事業は売上高18億円(3%増)、営業利益3億円(6%増)。

 なお、通期見込みは売上高1兆1,300億円、純利益230億円から変更されていない。



URL
  コニカミノルタ
  http://www.konicaminolta.jp/
  2005年4月~6月期決算
  http://konicaminolta.jp/about/investors/fr/index.html

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( 本誌:田中 真一郎 )
2005/08/03 20:12
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