ペンタックス株式会社は24日、中期経営計画の下方修正と、見直し内容の詳細を発表した。同社は23日、イメージングシステム事業の不振により減収減益となった2005年3月期決算を発表している。
修正後の計画では、2006年3月期は売上高1,380億円(当初比420億円減、以下カッコ内は同様)、営業利益45億円(75億円減)。2007年3月期は1,600億円(400億円減)、営業利益100億円(60億円減)。
2005年3月期で16億円の営業損失を出したイメージングシステム事業については、2006年3月期が売上高590億円、営業利益がマイナス26億円。2007年3月期に売上高630億円、営業利益5億円を計画する。
「成長と拡大」の基本方針は変更せず、研究開発投資や新市場の開拓は継続するが、生産、物流、間接部門の効率化を進める。
具体的には全社で約300名に及ぶ人員削減、欧米販売会社の再構築、国内販売拠点の集約、物流体制の改革を行なう。イメージングシステム事業ではエレクトロニクスチャネルへの販売強化、部品の共通化と内製化、アジア地域における販売体制の再編、営業戦略の見直しを行なう。好調のオプティカルコンポーネント事業、ライフケア事業においては、製造コスト削減のほか、海外展開や人員増強を行なう。
これらの施策によるコスト削減額は、2006年3月期で38億円、2007年3月期で23億7,000万円を見込む。
■ URL
ペンタックス
http://www.pentax.co.jp/
ニュースリリース
http://www.pentax.co.jp/japan/news/information/200505241.html
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( 田中 真一郎 )
2005/05/24 19:51
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