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コニカミノルタ、フォトイメージング事業が5四半期ぶりの黒字

~α-7 DIGITALの好調が貢献

α-7 DIGITAL。レンズはAFズーム28-75mmF2.8(D)
 コニカミノルタホールディングス株式会社は2日、2004年第3四半期の連結業績を発表した。α-7 DIGITALの販売が好調で、フォトイメージング事業を担当するコニカミノルタフォトイメージング株式会社の利益が5四半期ぶりに黒字へ転換した。

 連結での9カ月累計の売上高は7,985億700万円(前年同期比42.5%増、以下同)、営業利益は510億4,700万円(19.8%増)。当四半期純利益は164億7,300万円(13%減)。ただし、前年同期の実績に旧ミノルタ分を含めると、売上高3.1%減、営業利益12.4%減、当四半期純利益36%減になる。

 フォトイメージング事業(コニカミノルタフォトイメージング)の業績は、9カ月累計で売上高2,158億9,300万円、営業損益マイナス26億3,800万円。

 しかし、10~12月の第3四半期のみで見ると、営業利益13億6,600万円と5四半期ぶりに黒字へ転換した。これはコンパクトカメラの価格低下が進む中、11月に投入したデジタル一眼レフカメラ「α-7 DIGITAL」の好調と、固定費削減によるものとしている。インクジェットメディアも国内と北米市場で販売数量が伸び、デジタルミニラボの「R1 Super」と「R2 Super」も数量で68%伸張した。中間期での40億円の赤字は解消していないものの、デジタル一眼レフや事業改革により、収益性の回復が進んでいる。

 レンズユニットを含むオプト事業(コニカミノルタオプト株式会社)の業績は、光ピックアップ用、レンズユニット用とも前年同期の水準を維持できなかった。9カ月累計の売上高は665億1,900万円、営業利益は111億6,000万円。

 そのほかのセグメント別の業績(9カ月累計)は、情報機器事業が売上高9%減、営業利益13%減。メディカル&グラフィック事業が売上高が横ばい、営業利益が5%増。計測機器事業が売上高23%減、営業利益18%減。



URL
  コニカミノルタ
  http://konicaminolta.jp/
  平成17年3月期第3四半期財務・業績の概況(PDF形式)
  http://konicaminolta.jp/about/investors/pdf/fr/konicaminolta/2005_h17/3q_2005fr_all.pdf

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( 折本 幸治 )
2005/02/02 19:54
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