キヤノンは写真展「写真新世紀展2004」を東京 恵比寿の東京と写真美術館で、27日から12月19日まで開催している。休刊日は月曜。入場無料。
「写真新世紀」はキヤノンが'91年から実施してきた、新人写真家の発掘、育成、支援のためのコンテスト。公募作品から優秀賞、佳作、グランプリが選出される。審査員は写真家の荒木経惟氏、森山大道氏ら。グランプリ受賞者には奨励金100万円が授与される。これまで、澤田知子、HIROMIX、蜷川実花、佐内正史らを輩出している。
今回は1,087名、30,502点の応募作品から優秀賞5名、佳作25名が選出され、作品が展示されている。グランプリは12月1日17時より行われる公開審査において、優秀賞から選出される。
|
|
|
優秀賞作品の展示
|
優秀賞作品の展示
|
佳作の展示も多くの注目を集める
|
|
内原恭彦氏の展示
|
また、2003年度グランプリ受賞者の内原恭彦氏の個展「うて、うて、考えるな」を会場内で併催。同氏の作品は、キヤノン EOS-1D MarkIIなどのデジタル一眼レフカメラで撮影した複数の画像を、PC上でつなぎ合わせて高解像度画像としたもの。50枚の画像から作られた、容量1GB、2億ピクセル超のファイルを大判プリンタで印刷した作品が展示される。また、大量のスナップをスライドショー風のムービーとし、プロジェクタにより上映する作品も用意された。12月12日15時からは、同氏によるアーティストトークも開催される。
27日の初日は天候に恵まれたこともあり、多くの人が来場。優秀賞や内原氏のプリント作品のほか、佳作のポートフォリオを熱心に鑑賞していた。
なお、12月1日の公開審査会と発表セレモニーには先着150名が、内原氏のアーティストトークには先着50名が無料で参加できる。参加には電話予約が必要。電話番号は03-5482-3904。
■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
写真新世紀
http://web.canon.jp/scsa/newcosmos/
( 田中 真一郎 )
2004/11/29 00:06
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。
|
|