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「NIKKOR」累積生産本数4,000万本達成記念ロゴ
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ニコンは30日、一眼レフカメラ用「NIKKOR」(ニッコール)ブランドの交換レンズについて、累積生産4,000万本を達成したと発表した。
同社は1932年に写真用レンズの名称をニッコールに決定。以後、半世紀以上にわたり商標として使用している。1948年の「ニコンI型」をはじめ、レンジファインダーカメラ用のレンズで名を馳せた。
一眼レフカメラの「ニコンFマウント」は1959年の「ニコンF」から。バヨネット方式やステンレス素材を採用、レンズの大口径化を見越して内径を44mmと定めた。ニコンFと同時に発売したレンズは、50mm F2、105mmm F2.5、135mm F3.5など。その後はFマウントの基本を維持しつつ、時代に合わせて絞り制御、オートフォーカスなどを反映させながら現在に至る。
その過程で、色収差を低減する「EDガラス」、球面収差の低減と製品の小型化に貢献する「非球面レンズ」、大口径の「ガラスモールド非球面レンズ」の実用化に成功。現在ではフォーカス駆動用の「SWM」(Silent Wave Motor:超音波モーター)、手ブレ補正機構の「VR」、半導体露光装置の技術を応用した「ナノクリスタルコート」などの技術を投入している。
現在では35mm判用に加えて、デジタル一眼レフカメラ専用の「DX」フォーマット用の製品も発売。両フォーマット合わせて、計52本をラインナップする。
■ URL
ニコン
http://www.nikon.co.jp/
ニュースリリース
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2007/0730_nikkor_01.htm
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( 本誌:折本 幸治 )
2007/07/30 16:53
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