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シグマ、デジタル対応の「DG」化望遠レンズ6本の発売日を決定


 シグマは11日、デジタル対応「DG」シリーズの新レンズ6本の発売日を決定した。5月21日より順次発売する。

 発売日が決まったのは、2月14日に「DG化」が発表された10本のうち「APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM」、「APO 70-200mm F2.8 EX DG/HSM」、「APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO」、「70-300mm F4-5.6 DG MACRO」、「APO MACRO 180mm F3.5 EX DG/HSM」、「APO 300mm F2.8 EX DG/HSM」の6本。

 DGシリーズは、コーティングなどをデジタル一眼レフ向けに設計したデジタル対応レンズ群。デジタル一眼レフカメラで採用例の多いAPS-Cサイズ相当のCCDにイメージサークルをあわせた「デジタル専用レンズ」と異なり、35mm判フィルムカメラや35mm判フルサイズCCD採用のデジタル一眼レフでも使用できる。


APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM

APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM
 焦点距離50mmからのデジタル対応高倍率ズームレンズ。キヤノン、コニカミノルタ、シグマ、ニコン、ペンタックス用が5月27日に発売される。ニコンマウントはDタイプに対応。価格は各173,250円。

 SLD(特殊低分散)ガラスを4枚を含む16群20枚で構成。リアフォーカス機構を採用し、円偏光PLフィルターや付属の花形フード(LH935-01)なども利用できる。フィルター径は86mm。1.4倍テレコンバーター「APO TELE CONVERTER 1.4x EX」や2倍の「APO TELE CONVERTER 1.4x EX」(共に別売)にも対応する。ただし、テレコンバーター装着時はズーム範囲が100~500mmに制限される。

 最短撮影距離は広角端100cm、ワイド端300cm。最大倍率は1:5.2。ズームロック機構、三脚座などを装備。本体サイズは95×218.5mm(最大径×全長)、重量は1,840g。


APO 70-200mm F2.8 EX DG/HSM

APO 70-200mm F2.8 EX DG/HSM
 ズーム全域で開放F値2.8の大口径ズームレンズ。発売日5月27日で、キヤノン、コニカミノルタ、シグマ、ニコン、ペンタックス用が用意される。価格は各152,250円。キヤノン、シグマ、ニコン用はレンズ駆動にHSM(Hyper Sonic Motor)を採用する。

 レンズ構成は14群17枚で、SLDガラスを前・後群に2枚ずつ使用。2次スペクトルを抑え、ズーム全域で高画質を実現したという。フォーカス、ズームともインナー方式。花形フード、円偏光PLフィルターも使用できる。フィルター径は77mm。

 絞り羽根枚数は9枚。最短撮影距離は180cmで、最大倍率は1:7.8。APO TELECONVETER 1.4x EX/2x EXも装着可能。本体サイズは86.2×184mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1,270g。花形フード(LH835-02)、三脚座が付属する。


APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO

APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
 テレマクロ機構内蔵の望遠ズームレンズ。5月21日にキヤノン、シグマ、ニコン、ペンタックス用を発売。コニカミノルタ用は発売未定となっている。価格は各65,100円。

 マクロ切替スイッチをONにすると、200~300mm域では最短撮影距離が150cmから95cmに短縮。さらに200~300mmでは1:2.9から1:2の範囲でズーミングが行なえる。鏡筒には、マクロ時の最短撮影距離(95cm)をもとにした撮影倍率目盛りも設けられている。

 レンズ構成は、SLDガラスを前群2枚、後群1枚に配置した10群14枚。絞り羽根は9枚で、最小絞りはF22。フィルター径は58mmで、本体サイズは76.6×122mm(最大径×全長)、重量550g。フード(LH635-01)が付属する。


70-300mm F4-5.6 DG MACRO

70-300mm F4-5.6 DG MACRO
 APO 70-300mm F4-5.6 DG MACROの廉価版といえるモデルで、SLDガラスを3枚から1枚に省略。価格を48,825円に抑えている。キヤノン、シグマ、ニコン、ペンタックス用が5月21日に発売。コニカミノルタ用の発売日は6月19日。

 マクロ切替スイッチ、最短撮影距離、最小絞りなどの仕様はAPO MACRO 70-300mmと共通。本体サイズも共通で、重量は5g軽い545g。フード(LH635-01)が付属する。


APO MACRO 180mm F3.5 EX DG/HSM

APO MACRO 180mm F3.5 EX DG/HSM
 等倍撮影が可能な望遠マクロレンズ。キヤノン、コニカミノルタ、シグマ、ニコン、ペンタックス用が5月27日に発売される。価格は147,000円。キヤノン、シグマ、ニコンはHSMを搭載する。

 フローティング機構採用のマクロレンズで、1:1の等倍撮影に対応。最短撮影距離は46cmで、レンズ先端からのワーキングディスタンスは23cm。絞り羽根は9枚。最小絞りはF32。

 SLDガラス2枚を含む10群13枚構成で、全長の変化とフロント非回転のインナーフォーカスを採用する。

 フィルター径は72mm。本体サイズは80×182mm(最大径×全長)、重量は965g。フード(LH780-02)が付属する。なお、APO TELE CONVERTER 2xも装着可能。


APO 300mm F2.8 EX DG/HSM

APO 300mm F2.8 EX DG/HSM
 開放F値2.8、焦点距離300mmの大口径望遠レンズ。シグマ、キヤノン、ニコン用が5月27日に発売。コニカミノルタ、ペンタックス用は発売日未定となっている。価格はいずれも367,500円。

 ELD(Extraordinary Low Dispersion:特殊低分散)ガラスを前群に2枚採用する9群11枚構成で、シグマ、キヤノン、ニコン用はHSMを搭載する。絞り羽根は9枚。全長が変化しないインナーフォーカスを採用し、フィルターは46mm径の後部差込式となっている。

 APO TELE CONVETER 1.4x EX、同2x EXも装着可能。本体サイズは119mm×214.5mm(最大径×全長)、重量は2,400g。フード(LH1196-01)が付属する。



URL
  シグマ
  http://www.sigma-photo.co.jp/
  ニュースリリース(APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/50_500_4_63_dg.htm
  ニュースリリース(APO 70-200mm F2.8 EX DG/HSM)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/70_300_4_56_dg_apo.htm
  ニュースリリース(APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/70_200_28_dg.htm
  ニュースリリース(APO MACRO 180mm F3.5 EX DG/HSM)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/180_35_dg.htm
  ニュースリリース(APO 300mm F2.8 EX DG/HSM)
  http://www.sigma-photo.co.jp/news/300_28_dg.htm

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( 折本 幸治 )
2005/05/11 19:49
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