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ニコン、D3最新ファームウェアに不具合、公開を中止

~アップデートしないよう呼びかけ

 ニコンは18日、15日に公開したデジタル一眼レフカメラ「D3」の最新ファームウェアVer.1.10に不具合があることを明らかにし、ファームウェアの公開を中止した。

 不具合は、次の設定の組み合わせで、まれに撮影画像に異常が発生するというもの。


  • レリーズモード:高速連続撮影CHまたは、低速連続撮影CLの[9コマ/秒]
  • 撮像範囲設定:FXフォーマット(36×24)または、5:4(30×24)
  • 画質モード:RAW または、RAW+JPEG(FINE/NORMAL/BASIC)
  • RAW記録-記録ビットモード:14bit記録


 不具合はロスレス圧縮RAW、圧縮RAW、非圧縮RAWのいずれでも発生する。

 すでにファームウェアをアップデートした場合は、上記の組み合わせを避け、12bit RAW記録や8コマ/秒以下の低速連続撮影CLとすれば発生しないとしている。また、すでにファームウェアをダウンロードしたがまだアップデートしていないユーザーは、アップデートしないよう呼びかけている。

 不具合を修正したファームウェアは、4月下旬に公開するとしている。

 D3は、同社製デジタル一眼レフカメラで初めて、35mm判サイズの撮像素子を搭載した製品。ファームウェアVer.1.10では、周辺光量低下をレンズに応じて軽減するヴィネットコントロールや、フォーカスポイントの明るさ設定といった新機能が搭載されるなどの変更が施されていた。また、Caputure NXやViewNXもヴィネットコントロールに対応するためのアップデートが行なわれた。



URL
  ニコン
  http://www.nikon.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.nikon-image.com/jpn/support/whatsnew/2008/wnew080418.htm
  D3関連記事リンク集
  http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2007/08/24/6896.html

関連記事
ニコン、D3に新機能「ヴィネットコントロール」を追加(2008/04/15)


( 本誌:田中 真一郎 )
2008/04/19 02:12
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