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キヤノン、ライブビューが可能な中級デジタル一眼レフ「EOS 40D」
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~6.5枚/秒の連写やゴミ対策機能を装備 |  
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| キヤノンは、デジタル一眼レフカメラ「EOS 40D」と専用のワイヤレストランスミッター「WFT-E3」を31日に発売する。
 
 ■ EOS 40D 
価格はいずれもオープンプライス。ボディのみの店頭予想価格は15万円前後、EF-S 17-85mm IS USMレンズキットの店頭予想価格は20万円前後、EF-S 18-55mm ISレンズキットの店頭予想価格は17万円前後(9月下旬発売)。| 
 |  | EOS 40D |  
 2006年3月に発売された「EOS 30D」の後継機種。30Dからの主な変更点は、APS-CサイズのCMOSイメージセンサーを有効820万画素から有効1,010万画素に、画像処理エンジンはDIGIC IIからDIGIC IIIに、液晶モニターが2.5型23万画素から3型23万画素に置き換えられたこと。また、新たにライブビューやゴミ対策機能「EOS Integrated Cleaning System」などを搭載する。
 
 ボディは30Dと同様のマグネシウム合金製。CFスロット部のシーリングが向上するなど防塵・防滴性が向上している。
 
 液晶モニターの大型化にともない、30Dではボディ左端に配置されていた「再生」、「ゴミ箱」、「JUMP」、「INFO」、さらに新設された「ピクチャースタイル選択」の5つのボタンが液晶モニター下へ移動している。また、「メニュー」、「イージーダイレクト」の2つのボタンは液晶モニター上に移動している。さらに、親指で押せるAF-ONボタンも新設されている。
 
 新設計のファインダーは倍率約0.95倍で、フォーカシングスクリーンの交換も行なえる。標準装備のほかに方眼タイプの「Ef-D」とピントの山をつかみやすくF2.8以上のレンズを使用したマニュアル撮影に便利な「Ef-s」の2種が用意される。また、ファインダー内の情報表示にISO感度の項目を追加し、モノクロ撮影時には「B/W」が点灯するようになった。
 
 AFは、9点全点が被写体の縦線と横線を検出できるクロスセンサー。中央測距点にはEOSシリーズでは初になるF2.8対応の縦線・横線検出センサーを配置。また、ピントが大きく外れた状態でも高速にピント合わせができる大デフォーカス対応センサーも搭載した。
 
 撮像素子はAPS-Cサイズ(22.2×14.8mm)で有効1,010万画素のCMOSを搭載する。画素サイズは30Dの有効820万画素と比較すると小さくなったが、オンチップマイクロレンズの改良によって集光効率が向上し、感度ISO100~1600を実用域として確保した。また、第2世代オンチップノイズ除去回路の採用によって、ランダムノイズと固定パターンノイズの両方で除去を行ない、高感度・長時間露光時の低ノイズを実現した。
 
 最大記録画素数は3,888×2,592ピクセル。記録形式はJPEG、RAW、sRAW。JPEG+RAWの同時記録にも対応。
 
 EOS 30Dから引き続きEF-Sレンズに対応する。また、14bit ADコンバーターやsRAW記録や背面液晶によるライブビューなどは「EOS-1D Mark III」から受け継いでいる。記録メディアはCF。撮像素子からの4ch信号読み出しやDIGIC IIIの高速処理により、連写性能も30Dの5枚/秒から高速化し、6.5枚/秒を実現した。
 レンズマウントはキヤノンEFマウントで、EFレンズのほかに、APS-Cサイズ専用レンズのEF-Sレンズも使用できる。35mm判換算の焦点距離はレンズ表記の1.6倍となる。
 
 シャッター速度は最高1/8,000秒、シンクロは1/250秒。シャッターの耐用回数は30Dと同様に10万回。レリーズタイムラグは59ms。
 
 高輝度側のダイナミックレンジを約1EVほど拡張する「高輝度側・階調優先機能」をカスタム機能内に搭載する。画像内の明るい部分の階調性を向上させて白トビを抑制する効果がある。
 
 液晶モニターで撮影画面を確認できるライブビュー機能を搭載する。視野率100%の表示や5倍/10倍の拡大表示も可能。水平・垂直を取りやすいグリッドラインの表示も行なえる。
 
 ライブビュー時は、通常撮影と比較して、作動音が最小限に抑えられる「静音撮影モード」を搭載する。演奏会や舞台など可能な限り静かに撮りたい状況へも対応する。
 
 また、カスタム機能内に、EOS-1D Mark IIIやEOS 20Daと違い、ライブビュー中でもAF機能を使用できるモードを搭載する。AFは新設されたAF-ONボタンで行なう。
 
 
 
 
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| EF-S 17-85mm IS USMを装着したところ | 底面にはWFT-E3用の拡張システム端子を搭載 |  外部ストロボの「スピードライト580EX II」を40Dで使用すると、40Dの液晶モニターを使って各機能やカスタム機能が設定できるようになった。
 
 記録媒体はCFとMicrodrive。PCとの接続はUSB 2.0。別売のWFT-E3装着時は、USBホスト機能により、市販の外付けHDDなどの外部メディアを接続して、撮影画像を記録することもできる。記録メディア自動切り換え、振り分け、同一書き込みなども行なえる。また、PCを利用せずに外部メディアへの画像のコピーや一括バックアップを行なうこともできる。
 
 ガイドナンバー13(ISO100)で焦点距離17mm対応の内蔵ストロボを装備する。電源はリチウムイオン充電池で、BP-511A、BP-511、BP-514、BP-512を使用可能。別売オプションで、防滴面の信頼性が向上した新型バッテリーグリップ「BG-E2N」(2万1,000円)、40D専用の「ワイヤレストランスミッター「WFT-E3」(10万5,000円)などが用意される。なお、バッテリーグリップは旧製品の「BG-E2」も使用できる。
 
 本体サイズは145.5×73.5×107.8mm(幅×奥行き×高さ)、重量は740g。
 
 ピクチャースタイルを作成できるソフトウェア「Picure Style Editor 1.0」が新たに収録される。作成したピクチャースタイルは40DやRAW現像加工ソフトウェアのDigital Photo Professionalでも利用できる。
 
|  | EOS 40D | EOS 30D |  
| 撮像素子 | 有効画素数1,010万画素CMOS | 有効画素数820万画素CMOS |  
| 最大解像度 | 3,888×2,592ピクセル | 3,504×2,336ピクセル |  
| 画角変化 | 35mm判換算で約1.6倍相当 |  
| ISO感度 | ISO100~1600相当、感度拡張時ISO3200 |  
| 記録形式 | JPEG、RAW、sRAW | JPEG、RAW |  
| ゴミ対策機能 | あり | なし |  
| ファインダー倍率 | 0.95倍 | 0.9倍 |  
| ファインダー視野率 | 95% |  
| フォーカシングスクリーン | 交換可能 | 交換不可 |  
| 測距点 | 9点(すべてクロス) | 9点(クロス1点) |  
| 最大シャッター速度 | 1/8,000秒 |  
| ストロボ同調速度 | 1/250秒以下 |  
| 最大連続撮影速度 | 約6.5枚/秒 | 約5枚/秒 |  
| 最大連続撮影枚数(JPEG、ラージ/ファイン) | 約75枚 | 約30枚 |  
| 最大連続撮影枚数(RAW) | 約17枚 | 約11枚 |  
| 液晶モニター | 3型、約23万画素 | 2.5型、約23万画素 |  
| ライブビュー機能 | あり | なし |  
| 静音撮影機能 | あり | なし |  
| 対応レンズ | EFレンズ、EF-Sレンズ |  
| 対応記録メディア | CF、Microdrive |  
| 画像処理エンジン | DIGIC III | DIGIC II |  
| A/D変換 | 14bit | 12bit |  
| 高輝度側・階調優先機能 | あり | なし |  
| ワイヤレストランスミッター | WFT-E3に対応 | WFT-E1に対応 |  
| インターフェース | USB 2.0、ビデオ出力端子、拡張システム端子 | USB 2.0、ビデオ出力端子 |  
| 内蔵ストロボ | あり |  
| バッテリーグリップ | BG-E2、BG-E2N |  
| バッテリー | BP-511A、BP-511、BP-514、BP-512 |  
| サイズ (幅×奥行き×高さ、mm)
 | 145.5×73.5×107.8 | 144×73.5×105.5 |  
| 重量(本体のみ) | 740g | 700g |  
 ■ WFT-E3 
デジタル一眼レフカメラで撮影した画像を無線/有線LAN、及びUSB 2.0でPCやMEDIA STRAGE M80などフォトストレージ製品へ転送できるワイヤレストランスミッター。シャッターボタンや電子ダイヤルを搭載するので、縦位置グリップとしても使用できる。価格は10万5,000円。| 
 |  | WFT-E3 |  
 対応機種はEOS 40D。USB 2.0端子やLAN端子を搭載する。カメラ、フォトストレージ、GPS機器などの接続にはUSB 2.0端子を使用する。なお、GPS機器を接続すれば画像が撮影された緯度、経度、標高、協定世界時などを画像に記録できる。
 
 無線LANでの通信距離は約150m。アンテナを本体内に装備し、40Dと同等の防塵・防滴仕様となっている。
 
 画像ファイルの転送は、FTPモード、PTPモード、HTTPモードの3種の通信モードに対応する。無線LANはIEEE802.11gとIEEE802.11bに準拠する。また、Ethernet(100BASE-TX)接続による有線LANでの画像転送もできる。WPA2-PSK認証とAES暗号方式を採用する。
 
 なお、PTPモードでは、付属ソフトのEOS Utilityに対応するすべてのカメラ操作を無線/有線で制御できる。離れた場所からPCのディスプレイで被写体の構図やピントをリアルタイムで確認して、リモートライブビュー撮影を行なうこともできる。
 
 電源は40Dと同じリチウムイオン充電池BP-511Aを採用。本体サイズは142.8×75.4×45mm、重さは約340g(本体のみ)。
 
 【お詫びと訂正】記事初出時、「EOS 30Dはワイヤレストランスミッターに非対応」と記述しておりましたが、正しくは「WFT-E1に対応」でした。お詫びして訂正させていただきます。
 
 
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| EOS 40DにWFT-E3を装着したところ | USB端子とLAN端子を搭載 |  
 ■ URL
 キヤノン
 http://canon.jp/
 製品情報(EOS 40D)
 http://cweb.canon.jp/camera/eosd/40d/
 ニュースリリース(EOS 40D)
 http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-08/pr-eos40d.html
 製品情報(WFT-E3)
 http://cweb.canon.jp/camera/eosd/accessary/wft-j/wft-e2/
 
 ■ 関連記事
 ・ キヤノン、「EOS 40D」のイメージキャラクターに渡辺謙氏(2007/08/20)
 ・ 【速報】キヤノン、EOS Digital新製品「1Ds Mark III」と「40D」など(2007/08/20)
 ・ キヤノン、ピクチャースタイルを搭載した「EOS 30D」(2006/02/22)
 
 
 ( 本誌:織原 博貴 )
 2007/08/20 21:06
 
  
 
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