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ソニー、Exmor搭載の「サイバーショットDSC-HX1」を国内発表


サイバーショットDSC-HX1
 ソニーは、10コマ/秒の連写が可能な「サイバーショットDSC-HX1」を4月24日に発売する。店頭予想価格は5万5,000円前後。

 同社のCMOSセンサー「Exmor」をサイバーショットとして初めて搭載。「DSC-H」シリーズの流れを汲む製品だが、型番は「DSC-HX」に一新した。海外ではすでに発表済みで、アメリカ・ラスベガスで3月3日に開催された写真関連イベント「PMA09」で展示していた。

 Exmorは、ソニーのデジタル一眼レフカメラ「α900」や「α700」での採用実績があるCMOSセンサーで、センサー内にA/Dコンバータを内蔵する「オンチップ・カラムA/D変換方式」を採用するなどの特徴を持つ。サイバーショットDSC-HX1が搭載しているのは、有効910万画素の1/2.4型。画像処理エンジンは「BIONZ」。


側面 背面

 レンズには、α用交換レンズのほか、ビデオカメラなどでもブランド展開しているソニー内製の「Gレンズ」を使用している。焦点距離28~560mm相当(35mm判換算)、F2.8~5.2の20倍ズーム。ED(特殊低分散)レンズの採用により色収差の低減を図った。開放F値はF2.8~5.2。最短撮影距離は広角端で1cm、望遠端で150cm。

 メカニカルシャッターによるフル画素での10コマ/秒の連写性能も有する。Exmorセンサーの高速読み出しとあわせ、速い速度で移動する被写体を撮影したときに生じる動体歪みの発生を抑えた。

 新機能として搭載した「手持ち夜景モード」は、6枚連写した画像を重ね合わせ、1枚の画像として処理することでランダムノイズも約半分まで低減する。また、「人物ブレ軽減モード」では、同じく6枚連写した画像を合成してノイズを低減するほか、高感度撮影により被写体ブレを抑える。

 横もしくは縦方向にカメラを振ることで、パノラマ写真を合成する「スイングパノラマ」機能も新たに装備。撮影モードは「ワイド」と「スタンダード」の2種類。ワイドでは最大224度、スタンダードでは最大154度まで記録する。ワイド時の最大撮影解像度は横方向がが7,152×1,080ピクセル、縦方向が4,912×1,920ピクセル。レンズ周辺部は使用しないため、歪みの少ない画像が得られるという。

 通常撮影時の最大記録解像度は3,456×2,592ピクセル。感度はISO125~3200。最大1080p(1,440×1,080ピクセル)、30fpsの動画撮影機能も備える。記録形式はMPEG-4(H.264)。音声はステレオで記録できる。

 そのほか、スマイルシャッターやおまかせシーン認識といった、現行サイバーショットが搭載する一連の機能も使用できる。

 液晶モニターは23万ドットの3型。上下にチルト可能。EVFも備える。対応メディアはメモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ。約11MBの内蔵メモリーも備える。電源はリチウムイオン充電池「NP-FH50」。

 本体サイズは114.5×91.8×82.8mm、重量は約453g(本体のみ)。

 オプションとして、1.7倍テレコンバージョンレンズ「VCL-DH1757」(2万4,150円)とソフトケース「LCS-HE」(5,250円)を用意する。VCL-DH1757を使用すると、最大952mm相当の焦点距離となる。


“Exmor”CMOSセンサー 透視図


URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200903/09-0325/
  製品情報
  http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-HX1/

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( 本誌:関根慎一 )
2009/03/25 14:00
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