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ソニー、“Exmorセンサー”搭載の「Cyber-shot DSC-HX1」

~Gレンズや可動式3型液晶を採用
会期:2009年3月3~3月5日(現地時間)
会場:米国ラスベガスコンベンションセンター


 ソニーは米国で2日、CMOSセンサーを搭載したデジタルカメラ「DSC-HX1」をPMA09に展示すると発表した。北米で3月に発売し、価格は500ドル。日本国内での発売は未定。


Exmor CMOSセンサーを搭載したCyber-Shot DSC-HX1 会場の2009 Sony Product Showcase


 コンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot」(サイバーショット)シリーズの新製品で、米ラスベガスで2日に開催したディーラー向けイベント「2009 Sony Product Showcase」において発表。サイバーショットとして初めて「Exmor」CMOSセンサーを搭載し、さらに28~560mm相当/F2.8-5.2の20倍ズームレンズはミノルタから続く「G」レンズを名乗るなど、デジタル一眼レフカメラ「α」との関連を意識させる製品となっている。




 CMOSセンサーの画素数は910万で、サイズは1/2.4型。サイバーショットへのCMOSセンサーの搭載は、2005年11月発売の「DSC-R1」以来となる。裏面照射型の「Exmor R」ではない。液晶モニターは3型で、α350などと同様、前後方向にチルトが可能。光学式手ブレ補正も内蔵している。


本体上面にステレオマイクを装備 3型液晶モニターはチルト式

レンズには「Sony Lens G」の名称が入る
 連写速度は10fps。Exmorの高速読出しを生かした機能のひとつとして、横方向または縦方向にカメラを振り、高速連写した画像をつなぎ合わせる「Sweep Panorama」が利用できる。横なら水平224度、縦なら154度のパノラマ画像が作成可能で、解像度は最大7,152×1,080ピクセル。高速連写と合成を組み合わせた機能としては、手持ちでの夜景撮影が美しく記録できるという「Handheld Twilight cleaner」も備えている。

 なお、メカニカルシャッターを搭載することで、高速連写での撮影時でも、他機種で見られる横方向への歪みに対応したとしている。


モードダイヤルからSweep Panoramaを呼び出したところ 横方向、または縦方向に振りながら連写した写真を合成する

Sweep Pannoramaはモードダイヤルから呼び出す。ダイヤルの近くには、αでおなじみのCボタンも見える Cボタンのカスタマイズ設定。いずれかをボタンに割り当てられるようだ

高速連写時の歪みが起きにくいメカニカルシャッターを採用

 プレス向けイベントに出席したデジタルイメージング事業本部長の石塚茂樹氏は、「レンズ」、「撮像素子」、「画像処理エンジン」といった3つの基幹技術を「Image3」(イメージキューブ)というキーワードで説明。α、サイバーショット、ハンディカムにおける差異化技術であることを強調した。


デジタルイメージング事業本部長 の石塚茂樹氏 基幹技術のセンサー、レンズ、画像処理エンジンの3つを「イメージキューブ」という名称で強調

昨年のPMA08に引き続き、新αレンズの登場も予告した

 また同日ソニーは、新たなαレンズをPMA09に参考出品すると発表した。PMA09の会場にのみ展示があり、2009 Sony Product Showcaseでの展示はなかった。次の6本になる。PMA09の開幕時にレポートしたい。

  • Super Telephoto Lens
  • DT 50mm F1.8
  • DT 30mm F2.8 Macro
  • DT 18-55mm F3.5-5.6
  • DT 55-200mm F4-5.6
  • 28-75mm F2.8



URL
  ソニー
  http://www.sony.co.jp/
  ニュースリリース
  http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/digital_imaging/release/39500.html

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( 本誌:折本幸治 )
2009/03/03 17:30
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