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シグマ、「DP2」を正式発表
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DP2
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シグマは3日、35mm判換算で41mm相当の単焦点レンズを採用したコンパクトデジタルカメラ「DP2」を正式発表した。価格はオープンプライス。発売時期は未定だが、2009年の前半に発売することを明らかにしている。同日から米ラスベガスで開催されるイベント「PMA09」に出品する。
なお、FOVEON X3ダイレクトセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラの次期モデル「SD15」については、引き続き開発中としている。
DP2は、2008年春に発売したコンパクトデジタルカメラ「DP1」の姉妹モデル。Photokina2008に参考出品していた製品。35mm判換算の焦点距離28mm相当の広角レンズを搭載したDP1に対し、同41mm相当と標準域のレンズを搭載するのが特徴。「QS」(クイックセット)ボタンの新設など、操作面の改良も行なった。画像処理エンジンは新開発の「True II」(Three-layer Responsive Ultimate Engine II)を搭載している。
外観デザインはDP1を踏襲し、ボディの質感などもDP1と同様になっている。一方で、モードダイヤルには新たに「SET UP」ポジションを設け、従来メニューボタンから行なっていたカメラ設定を変更できるようになった。
また、背面にはQSボタンを新設。QSボタンを押すことで、ISO感度、ホワイトバランス、ストロボモード、測光モード、画像サイズ、カラーモード、画質、ドライブモードを素早く変えることができる。さらに、DP1ではOKボタンと共通だったメニューボタンを独立させている。加えて、DP1ではメニュー画面から操作していたAF枠の選択を、十字キーの下ボタンを押すことで行なえるようになった。

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FOVEON X3ダイレクトセンサーを搭載
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撮像素子はRGBの3層からなる「FOVEON X3 ダイレクトイメージセンサー」。大きさは、DP1と同じ20.7×13.8mmのAPS-Cサイズ。2,652×1,768ピクセルの3層構造で、有効画素数は1,400万画素。原理的に偽色が発生しないほか、ローパスフィルターが不要なため画質に有利としている。RAW記録に対応するが、JPEGの同時記録はできない。連続撮影枚数はRAWで3枚/秒。JPEGはDP1の3枚/秒から4枚/秒に向上した。感度はISO50~1600。新たに縦位置情報記録に対応した。320×240ピクセル、30fpsのAVI動画も撮影できる。
画調を変更できる「カラーモード」を新搭載した。スタンダード、ビビッド、ニュートラル、ポートレート、風景、白黒、セピアから選択できようになった。また、コントラスト、シャープネス、彩度を個別に調整できる「ピクチャーセッティング」も新たに搭載した。

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画像処理エンジンは新開発の「True II」
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レンズは、35mm判換算の焦点距離41mm相当(実焦点距離24.2mm)でF2.8の単焦点レンズ。構成は6群7枚。最短撮影距離は28cm。高屈折率ガラス2枚、グラスモールド非球面レンズ2枚を使用した。スーパーマルチレイヤーコートの採用で、フレアやゴーストの発生を軽減したという。また、F2.8と明るいことから、被写界深度が浅く、近距離での撮影において自然なボケ味を楽しめるとしている。DP1で搭載していたデジタルズームの搭載は見合わせた。
撮影モードはプログラム、絞り優先AE、シャッター速度優先AE、マニュアル露出。なお、DP1にあったオートモードは省略した。新機能として「マイセッティング」機能を搭載。同機能は、カメラの設定を記憶しておき、必要に応じて呼び出せるもの。3パターンまで記憶できる。フォーカスエリアはDP1と同じ9点。MFダイヤルも継承した。表示言語には新たにロシア語を追加している。
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レンズ構成
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MTF
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今回から、撮影時のリアルタイムヒストグラムが表示可能になっている。また、グリッド表示は4、9、16分割から選択可能になった。線種も実線と点線から選択できる。さらに、新たにインターバルタイマーも搭載した。撮影間隔は30秒~24時間、撮影回数は2回~∞に設定可能。
液晶モニターはDP1と同じ約23万ドットの2.5形だが、反射防止コーティングなどを改良したことで、より見やすくなったという。内蔵ストロボはポップアップ式。ガイドナンバーは6(ISO100・m)ホットシューも装備する。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとMMC。
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専用ビューファインダー「VF-21」
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専用フードアダプター「HA-21」
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専用オプションとして外付けビューファインダー「VF-21」(2万1,000円)とフードアダプター「HA-21」(2,100円)を用意する。HA-21は46mm径のフィルターに加え、DP1用のクローズアップレンズ「AML-1」(8,925円)が装着可能。また、DP1と共通でハードケース「HC-11」(1万6,800円)が使用できる。
電源はリチウムイオン充電池で、DP1と同じ「BP-31」を採用。CIPA準拠の撮影可能枚数は250枚。本体サイズは113.3×56.1×59.5mm(幅×奥行き×高さ)。DP1に比べて幅と高さは同じだが、奥行きが約5.8mm増えた。本体のみの重量はDP1から10g増えた260g。
■ URL
シグマ
http://www.sigma-photo.co.jp/
ニュースリリース(DP2)
http://www.sigma-photo.co.jp/news/090303_dp2.htm
ニュースリリース(SD15)
http://www.sigma-photo.co.jp/news/090303_sd15.htm
製品情報
http://www.sigma-photo.co.jp/camera/dp2/
DP2スペシャルサイト
http://www.sigma-dp.com/DP2/
■ 関連記事
・ 「DP2」は2009年前半の発売を目指す(2008/09/30)
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( 本誌:武石 修 )
2009/03/03 10:37
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