キヤノンは、DIGIC4を搭載した「IXY DIGITAL 3000 IS」を9月下旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万5,000円前後の見込み。
カラーバリエーションはパンサーブラックとウルフシルバー。
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パンサーブラック
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ウルフシルバー
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2007年9月発売の「IXY DIGITAL 2000 IS」の後継モデル。映像エンジンをDIGIC IIIからDIGIC4に転換し、「サーボAF」などDIGIC4固有の新機能を搭載。また、CCDを1/1.7型有効1,210万画素のCCDから、同サイズの有効1,470万画素に多画素化している。
なお、DIGIC4にまつわる新機能は、「サーボAF」、「暗部補正」、「顔セルフタイマー」など。こちらにまとめたので、参照いただきいたい。
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■ 「クイック撮影」と「マニュアルモード」を装備
IXY DIGITALのラインナップにおいて、歴代とも大型素子を採用する4桁番台の新製品。引き続き光学ファインダーを搭載する。光学ファインダー使用時の専用モードとして、新たに「クイック撮影」を備えている。
クイック撮影は、シャッターボタンを押す前から被写体にフォーカスや露出を細かく合わせ続けるモード。シャッターボタン半押し後、素早く撮影できるという。加えて液晶モニターでは、撮影設定関連を一覧できる専用表示を行なう。
さらに、絞り値とシャッター速度を指定できる「マニュアルモード」を用意した。マニュアルモードの絞り値は2段階のみ切替が可能。マニュアル露出はIXY DIGITALシリーズとして初の搭載となる。
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パンサーブラック(正面)
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パンサーブラック(背面)
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ウルフシルバー(正面)
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ウルフシルバー(背面)
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レンズは、焦点距離36~133mm相当(35mm判換算)、F2.8~5.8。マクロモード広角端での最短撮影距離は5cm、マクロモード望遠端では50cmとなる。レンズ関連の変更点はない。
ただし今回から、レンズ内補正式の手ブレ補正機構「IS」が強化されている。防振アルゴリズムをさらに進化させ、シャッタースピード約4段分の補正効果が得られるという。振動ジャイロの高性能化と信号判別を約8,000回/秒に高速化。安定したレンズ制御を可能としている。
なお、DIGIC4の搭載により、ノイズリダクションも進化しているという。被写体の動きを検知し、最適なISO感度とシャッター速度に制御する「モーションキャッチテクノロジー」も搭載。さらに顔優先機能には、AF、AE、FEに加え、ホワイトバランスも適用されるようになった。
液晶モニターを従来の「クリアライブ液晶」から「クリアライブ液晶II」に変更。2.5型約23万ドットと従来機と同じスペックながら、コントラスト比が向上したほか、視野角も改良。横から見ても見たままの色合いを忠実に再現できるようになったという。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。バッテリーは前モデルと同じく、リチウムイオン充電池の「NB-5L」を採用。撮影可能枚数は約280枚となっている。
動画記録はAVIからH.264によるMOVに変わり、約60%の容量低減が見込めるという。動画の最大記録解像度は640×480ピクセル/30fps。
本体サイズは96.7×27.9×62.2mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約160g(本体のみ)。引き続き、外装を特徴的な自由曲面で構成する「カーバチャーデザインを採用する。
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同梱品
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専用防水ケースも用意する
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■ 限定レッドカラーも用意
キヤノンのコンパクトデジタルカメラ1億台出荷を記念した「IXY DIGITAL 3000 IS Premium Kit」も用意する。キヤノンオンラインショップのみの500台限定販売。価格は4万9,980円。
本体色をレッドにしたほか、特製のカメラケースとネックストラップを同梱する。ネックストラップも赤色となっている。発売時期は9月下旬を予定。
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限定カラーのレッド
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背面の操作ボタン類も赤色
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
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( 本誌:折本 幸治 )
2008/09/17 13:23
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