キヤノンは、コンパクトデジタルカメラPowerShotシリーズの新モデル「PowerShot A2000 IS」と「PowerShot A1000 IS」を 9月上旬に発売する。価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は、A2000 ISが3万円前後、A1000 ISが2万2,000円前後の見込み。
 
 
 | 
 
 | 
 
| 
PowerShot A2000 IS
 | 
PowerShot A1000 IS
 | 
 
 
 
 ともに同時期発売の「PowerShot SX110 IS」、「PowerShot E1」と同様、カメラが自動的に設定を行ない、シャッターを押すだけで撮影できる「らくらくモード」や、顔優先AFなどにより被写体の顔を優先してフォーカスする「フェイスキャッチボタン」を搭載するほか、被写体の動きに合わせてISO感度を調整し、被写体ブレを軽減するモーションキャッチテクノロジーや、レンズシフト式手ブレ補正機能も備える。
 
  主な違いは、A2000 ISでは光学ファインダーを搭載せず、液晶モニターが3型23万ドットに大型化、高精細化している。(A1000 ISは、2.5型11.5万ドット)また、光学ズームが6倍になっている(A1000 ISは4倍)。
 
■ PowerShot A2000 IS 
 2007年8月に発売した「PowerShot A720 IS」の後継機種。鏡筒の薄型化、基盤の小型化、電池レイアウトの見直しなどにより、奥行きが41.9mmから31.9mmに、重量が約200gから約185gになり、従来よりスリムで軽量なボディを実現している。
 
 
 | 
 
 | 
 
| 
正面
 | 
背面
 | 
 
 
 
 撮像素子は1/2.5型有効800万画素CCDから1/2.3型有効1,000万画素CCDに変更した。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。動画は最大640×480ピクセルで撮影可能。A720 ISでは20fpsだったフレームレートが30fpsに増加した。記録形式はMotionJPEG(AVI)。動画の圧縮率を上げることで記録時間を増やすLPモードも搭載する。
 
  感度はISO80~1600(シーンモードで3200)。映像エンジンはDIGICIII。らくらくモード、プログラムAEを含む9種類の撮影モードを備える。なお、A720 ISには搭載されていたシャッタースピード優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出が省略された。
 
  レンズは35mm判換算で36~216mm、F3.2~F5.9の光学6倍ズーム。レンズ構成は7群9枚で、片面非球面レンズを1枚使用する。最短撮影距離は50cm、マクロ撮影時は広角端で1cm、望遠端で50cmまで近づいて撮影できるが、らくらくモード使用時は5cmになる。
 
  液晶モニターは2.5型11.5万ドットTFTから3型23万ドットTFTになり、光学ファインダーが非搭載になった。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus/HC MMCplus。32MBのSDメモリーカードを同梱する。電源は単3乾電池×2。アルカリ乾電池とニッケル水素充電池を使用できる。CIPA準拠の撮影枚数は、アルカリ乾電池使用時で約140枚から約240枚に、ニッケル水素充電池使用時で約400枚から約500枚に向上した。
 
  本体サイズは101.9×31.9×63.5mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約185g。
 
■ PowerShot A1000 IS 
 2月下旬に発売した「PowerShot A590 IS」の後継機種。A2000 ISと同様、本体の薄型化、軽量化が図られ、奥行きが40.8mmから31mmに、重量が約175gから約155gになった。本体カラーはブラウン、ブルー、パープルを用意する。
 
  ユーザーインターフェースはE1と共通。ただし、起動画面や効果音は異なる。
 
 
 | 
 
 | 
 
| 
ブラウン
 | 
ブラウン(背面)
 | 
 
 
 
 
 | 
 
 | 
 
| 
ブルー
 | 
ブルー(背面)
 | 
 
 
 
 
 | 
 
 | 
 
| 
パープル
 | 
パープル(背面)
 | 
 
 
 
 撮像素子はA2000 ISと同じ1/2.3型有効1,000画素CCD。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。640×480ピクセル、30fpsの動画撮影が可能。LPモードを搭載する。
 
  感度はISO80~1600(シーンモードで3200)。映像エンジンはDIGICIII。A590 ISで初めて搭載した、らくらくモードを含む9種類の撮影モードを備える。シャッタースピード優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出は省略された。
 
  レンズは35mm判換算で35~140mm、F2.7~F5.6の光学4倍ズーム。レンズ構成は5群7枚で、片面非球面レンズを2枚使用する。最短撮影距離は50cm、マクロ撮影時は広角端で3cm、望遠端で30cmまで近づいて撮影できる。
 
  液晶モニターは2.5型11.5万ドットのTFT。光学ファインダーを備える。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。32MBのSDメモリーカードを同梱する。電源は単3乾電池×2。アルカリ乾電池とニッケル水素充電池を使用できる。CIPA準拠の撮影枚数は、アルカリ乾電池使用時で約220枚、ニッケル水素充電池使用時で約450枚。
 
  本体サイズは95.4×31×62.4mm、本体のみの重量は約155g。
 
 
■ URL 
  キヤノン 
  http://canon.jp/
 
  製品情報(A2000 IS) 
  http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a2000is/
 
  製品情報(A1000 IS) 
  http://cweb.canon.jp/camera/powershot/a1000is/
 
 
■ 関連記事 
・ キヤノン、手ブレ補正付き6倍ズーム搭載の低価格モデル「PowerShot A720 IS」(2007/08/20) 
・ キヤノン、簡単操作にこだわった「PowerShot A590 IS/A580」(2008/01/24) 
 
 
( 本誌:関根慎一 )
 
2008/08/26 13:26
  
 
| 
 
・記事の情報は執筆時または掲載時のものであり、現状では異なる可能性があります。 
・記事の内容につき、個別にご回答することはいたしかねます。 
・記事、写真、図表などの著作権は著作者に帰属します。無断転用・転載は著作権法違反となります。必要な場合はこのページ自身にリンクをお張りください。業務関係でご利用の場合は別途お問い合わせください。 
 
 |  
 
 
 |