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PowerShot SX110
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キヤノンは、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX110 IS」を9月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万7,000円前後の見込み。
2007年10月に発売した「PowerShot SX100 IS」の後継モデル。基板の小型化と配置、電池ボックスの位置を見直して、奥行きを46.7mmから44.7mmに薄型化、重量を約265gから約245gに軽量化したほか、液晶モニターを2.5型17.2万ドットから3型23万ドットにした。
現行機種では「PowerShot A580」と「PowerShot A590 IS」に搭載していた「らくらくモード」を搭載。被写体に合わせてカメラが適切に設定を行ない、シャッターを押すだけで撮影できる。らくらくモードでの再生時は、画像送り、消去、スライドショーに機能を限定する。
SX100 ISに引き続きフェイスキャッチテクノロジーを採用。フェイスキャッチボタンを使用することで顔優先AF、顔優先AE、顔優先FEによって人物の写りを適正に設定するほか、新たに顔優先WBを搭載。背景色の影響を抑え、顔色をより自然な色味に近づけて撮影できるという。
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ストロボを展開したところ
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背面
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撮像素子は1/2.5型有効800万画素CCDから1/2.3型有効900万画素CCDになった。最大記録解像度は3,456×2,592ピクセル。最大640×480ピクセル、30fpsの動画撮影も可能。記録形式はMotionJPEG(AVI)。感度はISO80~1600(シーンモードで3200)。映像エンジンはDIGICIII。プログラムAE、シャッタースピード優先AE、絞り優先AE、マニュアル露出など12種類の撮影モードを備える。なお、同時発表の「PowerShot E1」、「PowerShot A2000 IS」、「PowerShot A1000 IS」のうち、マニュアル露出を搭載するのはSX110 ISのみ。
レンズは35mm判換算で36~360mm、F2.8~F4.3の光学10倍ズーム。レンズ構成は9群10枚で、片面非球面レンズを1枚使用する。最短撮影距離は広角端で50cm、望遠端で1m。マクロ撮影時は1cmまで近づいて撮影できる。ただし、らくらくモード時は5cmになる。レンズシフト式手ブレ補正機構を搭載する。
記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、MMC、MMCplus、HC MMCplus。電源は単3乾電池×2。アルカリ乾電池とニッケル水素充電池を使用できる。CIPA準拠の撮影枚数は、アルカリ乾電池使用時で約140枚、ニッケル水素充電池使用時で約400枚。
本体サイズは110.6×44.7×70.4mm(幅×奥行き×高さ)、本体のみの重量は約245g。
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本体および付属品
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■ URL
キヤノン
http://canon.jp/
製品情報
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/sx110is/
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・ キヤノン、光学10倍ズーム搭載の新シリーズ「PowerShot SX100 IS」(2007/08/20)
( 本誌:関根慎一 )
2008/08/26 13:31
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