富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z20fd」を19日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万8,000円前後の見込み。カラーはピンク、レッド、ブルーブラックを用意する。
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左からピンク、レッド、ブルー、ブラック
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スライド式のレンズカバーを備える薄型スタイリッシュモデル。PMA08で発表したモデルで、米国では3月に発売済。FinePixシリーズで初めて動画撮影専用ボタンを備えるなど、動画撮影機能の充実を図っている。
撮像素子はFinePix Z10fdの1/2.5型有効724万画素から1/2.3型有効1,000万画素CCDになった。最大記録解像度は3,648×2,736ピクセル。最高感度はISO1600。レンズは35mm判換算で35~105mm、F3.7~4.2の光学3倍ズーム。最短撮影距離は60cm、マクロモードでは広角端で8cmまで接近して撮影できる。
ボディ上部のシャッターボタン横に動画撮影専用ボタンを設置。同ボタンを押すだけで動画を撮影できる。また、静止画の撮影中でも動画撮影を開始することが可能になった。動画の最大記録解像度は640×480ピクセル、30fps。記録はMPEG-4形式。複数回に分けて撮影した動画をつなげて1つの動画にする「つなぎ撮り」モードと、再生時に必要な部分だけを抜き出して保存が可能な「動画カット」機能を新たに搭載した。高速赤外線通信機能IrSimpleを使用すると、静止画のほか動画の送受信ができ、FinePix Z20fd同士で動画の共有が可能。
従来からの顔検出機能も搭載し、人物の顔に最適なピントと露出で撮影できる。赤目を撮影と同時に自動補正する機能も新搭載した。また、検出した顔に吹き出しやうさぎの耳などのデコレーションをつけて保存できる「顔デコ」機能も採用。顔デコの画像は自動的に640×480ピクセルで保存される。
100枚の画像を覧表示し、見たい画像を検索できる「マイクロサムネイル」機能も搭載した。別アングルで撮影した4枚までの画像を1枚の画像として保存できる「オークションモード」も利用できる。
液晶モニターは約15万ドットの2.5型TFT。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードとxDピクチャーカード。内蔵メモリは45MB。電源はリチウムイオン充電池「NP-45」。CIPA準拠の撮影枚数は約200枚。
本体サイズは91.3×18.8×56.3mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリーとメモリカードを含む重量は約127g。
■ URL
富士フイルム
http://fujifilm.jp/
ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0195.html
製品情報
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixz20fd/index.html?bnr=digital
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( 本誌:武石 修 )
2008/04/03 18:39
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